先日ご紹介したAI会話アプリ「スピーク」の使用開始後の感想を書きます。
まずは、使い始めて20日経っての感想。
最初の感想「よくできています」です。
デジタル世代用のアプリなので、我々の世代の「取説」はありません(あるのかな?)ソフトを立ち上げて、あれこれいじりまわしているうちに、使い方がわかってくる、そんな感じです。
私は英語を仕事としているので「教材」としてもこのアプリを見ますが、反復練習を中心に以前に学習した文法内容を適度に織り交ぜながら進行するので自然に表現が身に付き発話できるように工夫されています。「基本レッスン」では一つのシーンは3回ほど少しずつ内容が変化しながら進行します。1回目、2回目と進行しながら、私の表現のおかしかったところを訂正しながら進んでいきますので3回目のシーンでは考えていた内容をスムーズに話せるように工夫されています。また基本英文だけでなく、AIの言い回し、私の不得意な表現等も保存できますので、暇なときに簡単に復習することもできます。もちろん音声付です。「千本ノック」タイプの練習には最適です。基本レッスンの他に「AI会話」のコーナーも設けられており、様々な生活~社会的問題まで幅広いトピックの会話もAIとできます。
いや、これで月に1,000円程度は安い!文明の利器ですね。場所を選びませんし、時間も自由...アウトプットが足りないと考える学習者には「口慣らし」「瞬発力」を磨くのに最適と思います。

私の「カミさん」も同時に始めましたが、スマホのゲームのように暇を見つけてはぶつぶつ英会話の練習をしています。
正直、大学入試に対応できる英語力を身につけることに加え、文部科学省の進める「使える(ここではSpeaking)」英語を学校で指導するには限界があります。40人近くいる生徒を相手に、個々の表現のチェックなど(95%の一般の英語教師の場合)現実的には不可能です。このタイプのアプリで生徒に訓練させるのもあり、なのかなと思います。それほど良くできています。
また、使いながら「へ~っ」と思えるところが出てきたらご報告させてください。