おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

「使える英語」を身に付けるための英語教育(4)

前回ブログ、「使える英語」を身に付けるための英語教育(3)の続きです。

 高校での英語になります。中学での英語の「土台」ができている生徒はあとは、その土台にコンクリートを流し込むように、知識を積み上げていくだけです。例えば、「不定詞」の項目を学習するとして基本的事項さえマスターしていれば、それぞれの基本事項に+アルファの知識を積み上げていけばいいのですから、必要なのは「忍耐」のみです。しつこいようですが、この段階で中学の「土台」がしっかりしていないと、「砂上の楼閣」で時間ばかりかかってほとんど効果がでません。

 「忍耐のみ」だからといって、大学受験に必要な知識は中学校の「土台」のざっくり10倍です。ただ「忍耐」では厳しいです。各段階で目標となるステップが必要です。1st Stepが高校1年生での「英語の基礎」になります。(現在では「コミュニケーションⅠ」という科目です)。不定詞構文、分詞構文...といった高校生で新たに学習すべき英文法の基礎一通りを学びます。2nd Stepは2年生でさらに知識を厚くし、項目別に出される内容なら完璧に答えが出るようにします。3rd Stepは演習で、大学受験に耐えうる英語力構築の準備をします。  

 『私は、英語検定の上級を目指す、留学を考えているのでTOEFLだIELTSだ、社会人だからTOEICだ』、という人もいると思いますが、高校3年生までの英語の勉強はすべての基礎になります。この部分をマスターして初めて、英語検定準1級、TOEFLTOEIC等の勉強へと進めるのです。高校3年間の勉強に、それぞれの試験に対して+15%~20%の対策の積み上げ、演習が必要とお考えください。その+15%~20%が前回のブログで紹介した、『高層建築でも、城郭でも、シンデレラ城』の部分です。

 単語の勉強が一番難渋すると思いますが、それだけ効果も絶大です。「単語はそんなに苦労して暗記しなくてよい、前後の英文の意味から類推して..」という人がいますが、それは大学受験に必要な7000語程度をマスターした人のことです。7000語レベルで不要な単語などありません。ちなみに、英字新聞は10,000語レベル、TIMEのような雑誌なら12,000~15,000語の単語力が必要です。

 以上が、私が考える「使える英語」を身に付けるための英語教育の概要です。

 ブログの文章量をみても中学の「土台」の大切さがわかっていただけると思います。

それでは、中学の「土台」、高校の「基礎」とはどのレベルのことを指すのか、「使える英語」まで磨きをかけるのはどんな工夫が必要か、は次回のブログ(連続投稿 最終回)でのお話になります。