本日は、「予備校」と「学校」のお話の2回目。
今日は、(利用するとしたら)「予備校」の効果的な利用法をお話します。
そもそも「予備校」に行かなくて平気か?ということですが、一言でいえば「行かなくても大学は合格できる」が結論です。以前の教え子にSさんがいました。高校入学当時から京都大学法学部を目指していました。Sさんは3年間運動部に所属し、予備校も行かず、ほぼ独学に近い形で勉強を続け見事現役で京都大学法学部に進学していきました。その後の開示で高得点で合格していたことも判明しています。もちろん、過去問をノートに解いては私のところに持ってきて添削を受けるといった受験対策はしていましたが。そのノートは最後は合計で4冊近くになっていたと思います。冠模試(京都大学専門の模試)では、英語に関しては全国で1,2番でした。できるのです。以前のブログで紹介した「Kさんについて」(10/21-23 2024)でも明らかです。私自身も予備校・塾に行ったことは今までありません。
予備校の利用の仕方ですが、全くの私見ですが、以前のブログ『「使える英語」を身に付けるための英語教育(4)』(10/19 2024)でお話したと思いますが、高校1,2年では学校での授業を中心に基礎を固め、3年生で他の進学校との他流試合のつもりでさらに高見を目指し予備校に通う...が一番コスパの良い利用法と思います。3年生になってまで、1,2年の基礎を...なんてやっているから間に合わないのです。英語が得意、不得意は1年生の基礎で決まります。
生徒は予備校に通っていることで受験勉強をしていると錯覚する...(親たちも)予備校に通わせているということで、自分たちの義務は果たしていると安心する...予備校は高額な商品です。「学校での学習」と「予備校での学び」もう一度振り返ることも必要ではないでしょうか。