おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

教員の働き方改革🗃

今日は教員の働き方改革のお話。

 昨今、教職の人気のなさが話題になっています。教員採用試験の倍率が2倍をきるなんてこともあるとか。そのため、待遇の改善が国レベルで協議されています。良いことです。できたら、私の現役時代に始めてほしかった😅

 このお話を進める前に、同じ「先生」でもは小・中・高と校種によって、児童・生徒のどこの部分に働きかけ能力を伸長させていくかは変わります。「人間」としての基本的成長は小学校、社会生活の中での「個」の成長は中学校、学識を通しての成長は高校と考えます。まずは、ここの部分を押さえておいてください。

 今日のお話はあくまで高校の教職についていた人間からみた教員の働き方改革とお考えください。私は、高校の英語教師でしたので、教科「外国語(英語)」を教えることで生徒を成長させることを目標にしていました。専任の現職を外れ、非常勤講師になって初めて実感したことがあります。それは現役時代忙しすぎた、ということです。とにかく、教科指導に集中できなかった。校務分掌(教務・進路・生徒指導・広報とかいった学校運営にかかわるお仕事)、クラブ活動、クラス経営、そして教科指導です。土日もクラブの引率..保護者対応もあります。さらに立場により、学年主任や総括教諭とかいった肩書もついたりします。高校は学識を通しての教育が中心なのにもかかわらず、教科指導が案外一番後回しになったりします。他の教員に迷惑をかけてはいけない、学校の運営に支障をきたしてはいけない...自分の教材研究は勤務時間を超えてから...ということになります。そんな状態で生徒に満足いく、「これが私の授業だ!」と胸を張れる授業ができますか?申し訳ないけれど、同じ科目で複数クラスを担当しているときなど、進度を教室へいって確認することさえありました。現在の私?天国です。非常勤講師になってから校務分掌(教務・進路・生徒指導・広報とかいった学校運営にかかわるお仕事)、クラブ活動、クラス経営、すべて消えました。授業に集中できるのです。一回の授業で失敗したら、次の授業でリベンジするつもりで教材研究します。エクセルで月間予定表をつくり、学校行事を書き込み、授業の進度と定期試験・模擬試験までの時間数を確認し進めます。最高です。初めて、英語の教師になった気持ちがします。まあ、現職のときに忙しかったから、よけいに今のありがたさがわかるかもしれませんが。

 そこで教員の働き方改革ですが、業務分担の大胆な改革が必要だと思います。教科指導に燃えたい教員はその業務に集中させてあげる工夫ができないでしょうか?一緒くたに「高校の教員」としてすべての仕事をこなすことではなく、適材適所で仕事を分担するのもよいのではないでしょうか。クラブ活動命のような教員もいますし、体育祭・文化祭といった学校行事に抜群のセンスを発揮する教員もいます。校務分掌の分野で複数の分野にまたがって大きな視点から業務進行を行える教員もいます。それでは、教科指導はしないのか、と異論も出そうですが、極端な話それもいいのでは、と思います。一般の会社でも、業務分担はありますし異動希望はありますよね。教科指導をしているのは「えらい」、事務仕事は「教員の仕事ではない」ではないのです。自分の仕事に誇りが持てればモチベーションは上がり、どんな業務であろうと成果はあがると思います。今の勤務体系ではどの業務も中途半端で、その日暮らし、2週間先まで見通して仕事できているとは思えません。仕事をとにかく流している感じがしてプロの仕事がされていない感じです。生徒が相談があっても、担任は業務過多で時間がとれない。よほど深刻な場合のみカウンセラーに予約して...クラス運営専門の先生がいても良いです。教科指導より、生徒に寄り添いアドバイスをしてあげるのが得意な教員が必要な場合もあるのです。私の周囲でも、みんなバタバタしています。その日の締め切りの作業を終わらせて肩を落としで帰路につきます。中途半端な業務進行ほど疲れるものはありません。

 働き方改革で給与面での優遇も必要ですが、最終的にはモチベーションと達成感、これに尽きると思います。「学校は勉強するところ」という原点に立ち返って改革を進めていけば、光が見えてくるのではないかと思います。すべての人間は「お金」でうごくわけではないのです。特に、教育にかかわろうとする人間は、生徒が知らないことを理解した時に見せる喜びの表情が見たくて教職についているのです。

「おじさんの戯言」です。