本日はオーバーツーリズム対策のお話。
日本政府観光局(JNTO)に皆さま方、参考にしてもらえませんか?JTBでもいいのですが...
今や、観光産業は継続的な円安と連動して日本の重要産業の一つとなりつつあります。どこを見てもインバウンド客で一杯です。ある意味では、日本らしい産業の一つと言えます。日本を、日本人をアピールする良い機会かもしれません。ただそれに伴う問題も顕在化しています。文化理解の不足からくる摩擦、市民生活を脅かすほどの公共交通手段への圧迫等、しっかりと問題点を整理し、粘り強く啓発活動を行っていかないといけないと思います。インバウンド客の日本旅行をする際の姿勢も変わってきたように思います。以前は「郷に入っては郷に従え」的な配慮があったような気がします。日本人から注意を受けた場合、案外と素直に従ったような印象がありましたが、昨今では公共の場所でのマナーなどを見るにつけ言葉はきたないですが「日本人なめられてる?」と思ったりします。その理由の一つにインバウンド客の一極集中が、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な行動を引き起こしているのではないかと思ったりします。周囲に日本人が多ければ行動に少しは注意を払うのではないかと考えます。逆に集中するインバウンド客を狙い日本人によるボッタくり商売などが横行しています。
インバウンド客の分散化することによってある程度win-winの関係になれるのではないかと思います。分散化することで、普段着の日本人を理解してもらえる点、地方にも存在する「日本」をアピールできる点、地方も活性化する点、ローカルな視点からの国際交流が増える点、いいことづくめではと思います。
その分散化の一つのアイデアは『観光東海道』の整備です。私は日本橋から京都三条まで徒歩で歩きました。日本らしい風景や人情、また名物などにも触れ達成感もありました。自分の脚で歩くこの『観光東海道』の整備は費用対策効果が良い企画ではないかと思います。東海道を歩いて感じたことは、残念ながら自治体によって「東海道」に対して温度差があることです。経済的に恵まれている地域ほど、不親切です。また田舎(失礼)であればあるほど、「東海道」という遺産に積極的で好意的です。
私が考える『観光東海道』の整備について費用があまりかからない(実現可能)な方からアイデアを説明します。
① 地図を片手に迷わなくてすむ現代版道標の整備
歩いたことのある人はわかると思いますが、1日に歩ける距離は直線距離で約30kmくらいですが、「観光」や「グルメ」をそこそこ楽しみたいなら20kmくらいが限度と思います。その距離を歩く際に生じる疲労の一つは道が不明確で迷子になる可能性があるという不安感です。『ホントに歩く東海道』のような地図を片手に、またGoogle Mapの『東海道アプリ』を見ながら進んでいても、気が付くと脇道に入り込んでたりする...それを解決するために、路上にはっきりわかる⇔を明示するのです。しかも、東海道上の全自治体共通のものです。現在でも明示してある箇所もありますが、方法がまちまちです。東海道には江戸時代(それ以前?)の道しるべが石柱で立っています。その現代版を作るのです。もちろん、箱根の石畳に路上の⇔は似合いません。それなりの工夫が必要でしょう。実は、この道案内だけでも疲労の1/2は減り、「観光」をゆったりとした気持ちで楽しめるはずです。
①と同時並行になりますが、統一の掲示板で名所の案内があると便利です。また、少し外れても行っておきたい場所もあります。できるなら、「ここから~kmで〇〇に行けます」みたいな表示があったらなおさら良いです。私は岡崎城に行った際、家康とゆかりの深い『大樹寺』に行きましたが良かったです。
③ 『観光東海道』の『道中手形帳』の作成
現在、寺社をお参りする際『御朱印』を持参する人が増え、さらには『御城印』なるもの、クルーズ船でもらえる『御船印』まで登場。お正月には各地で『七福神めぐり』が人気です。各宿場ごとに押せるスタンプを用意し、すべて押印できたら、踏破状みたいなものを発行する...良くないですが?天候によってはスタンプを押すのも一苦労...ならば、今はデジタル時代、スマホをかざせばスタンプがダウンロードできるサービスも考えられる。ポケモン・GOみたいなことができるのですから。いっそのこと、『道中手形帳』自体を有料のアプリにしてダウンロードサービスにすれば無駄もありません。さらにそのアプリとGoogle Mapの「タイムライン」と連携すれば撮影した写真はは時系列に記録され、苦労せずに「旅日記」が完成、『観光東海道』をどのくらいの期間かけてどこを寄り道して観光したかも後から見直せます。知らずうちに『私本 東海道中膝栗毛』が完成するのです。さらにその「自慢の1枚」を各旅人に投稿してもらい、それを海外に配信する...どうですか?外国人観光客にマニアックな旅が人気なのは現在インバウンド客でごった返している熊野古道を見ても明らかです。大うけすると思います。
ここからは本腰を入れないと実現しないことですが...
実は、東海道を歩くときに結構注意するのが「トイレ」です。私は、コンビニ、スーパーを見つけるととにかくトイレを済ませます(当然何かしら購入しますが)。地方に行くとコンビニでさえないので、ある時は大規模なガソリンスタンドを見つけ、狂喜乱舞、飛び込んだ覚えがあります。『観光東海道』で「トイレ」を利用できる施設がない場所には無人・有料のトイレが設置できないか...と思います。以前は電話ボックスが道沿いにあったりしたのでその場所できるのではないか..もちろん管理などが必要になるのでペイペイみたいなタッチ決済で利用できるような有料施設があったら私は使います。あと、食べ物の自動販売機があれば助かります。あんまり名所がない場所をただテクテク10km近く歩くとき、歩きながら何か口にできたら気も紛れます。もちろん日持ちのするものです。湘南あたりではクッキーのようなものを地元のメーカーが設置しておりました。
⑤ 現代版「お茶屋」
ここら辺になると、ほとんど無理...の世界ですが、『観光東海道』が流行ってくれば、採算がとれるのではないか、と思いますが少なくても本陣があったような場所に食事やお茶ができるところがあると最高です。現在でも「道の駅」等が東海道沿いにはありますが...
⑥ 宿泊施設
もう現実的ではないですね🙅♂️東海道を1回の旅で踏破することはほぼ100%不可能ですので、鉄道が東海道に一番近づく場所をあらかじめ調べ、その最寄りの駅を1回の旅の終着点、次回の出発点とするか、宿泊予定のホテルをそうするか、地方へ行くほど厳しくなります。私が一番歩いたので38kmでした。これも⑤と同様、採算に目途が立たなければないですね。
もちろん、これが成功すれば、すべての都道府県で『○○県旅人名人』みたいに位置づけ全国各地を活性化する?また、東海道だけでなく他の街道でも...また『観光奥の細道』みたいな企画も...
インバウンド客対策だけでなく、日本全体の観光振興、地方活性化に役立つのではないか、と思います。歩くのでCO2も出ないし...どこかで、実際の企画をしてもらえないだろうか...少なくても①②③だけでも....私が旅好きなので、こんなのがあったらいいなぁと、自分勝手に考えたものです。旅好きの「おじさんの戯言」でした。


