今日は昔の教え子のお話。
先日、教え子から手紙をいただきました。なんと30年近く前の卒業生です。皆さんはそんなに前の生徒を教師が覚えていると思いますか?実は定年退職する前に延べ10000人を超える生徒を教えるわけですから、すべて覚えているかと言われると自信はありません。でも、不思議なものでそれほど前の生徒が連絡をしてくる...何かしらつながっているものがあるのかもしれません。私は名前といただいた手紙の字を見た瞬間に思い出しました。担任もしましたし、英語がとても好きな生徒だったのでよく覚えていたのです。偶然、その教え子がやっている学習塾の生徒に、私の勤務している学校の生徒が通っているということで勤務校に手紙をくれたのです。
私が卒業生と連絡を取るときに原則を設けています。原則は教え子から連絡をもらった時に返事をする、対応するということです。教師は、生徒が困った時に頼れる存在であれば良いのです。こちらから声をかけるのはルール違反と思っています。
返事を書き、現勤務校は非常勤講師としての勤務であるので以降の連絡は必要ならメールでの趣旨を伝えました。それからメールが来たのは1年(半年?)経ってのことでした。ビックリしたのは、高校時代に私が作ったプリントをまだ大切に保管してくれていたことでした。画像まで送ってきてくれたのですが、確かに私の作成したプリントです。やはり、感動しますね。我々教員が配布されるプリント類はほぼ「ゴミ」として廃棄されるのが当然で、卒業後まで保管してくれているなど考えたこともありませんから。教師冥利に尽きるとはこういうことを言うのだと思います。私が「英語を教える」というのは仕事ですから「見返り」を期待すべきではありません。ただ、やはり感謝されたり、評価されたり、教え子の人生の一部にでも関われたというのは教師の「生きがい」であり「誇り」であります。
最後のメールで、以前から楽しみにしていたアメリカ旅行に出かけるとのお話がありました。安全で有意義な旅行をしてくれていたらいいな、と思っています。そして、これからも英語をずっと楽しみ、その楽しさを今教えている塾の生徒につなげていってくれたらと切に望んでいます。
