本日は、伊香保温泉の素敵なお宿のお話。
先日のブログでも書きましたが草津・伊香保温泉に行ってきました。気ままな一人旅です。だいたい一人旅の時は宿泊するのはビジネスホテルが多いので、夕食はコンビニで弁当とビールで済ますことが多いです。ただ今回はせっかくの温泉地、一泊二食で予約を入れました。今日お話するのは伊香保のホテル『松本楼』。伊香保温泉というと『石段街』を思い浮かべますが、その地区から徒歩10分ほど離れた場所にある中規模のホテルです。日曜日宿泊で、一泊二食で一人宿泊で18,000円くらい。伊香保温泉の中の温泉旅館としてはリーゾナブルと思えます。

大浴場は朝晩、男女入れ替え制で、あの真田家が整備した鉄分を含んだ「黄金の湯」と平成になって新たに整備された「白銀の湯」の2種類の温泉が楽しめます。とても清潔感あふれる浴室です。
中でも感動したのは料理です。夕食は「コース料理」、朝食は「バイキング」。考えてみれば、一人旅での夕食の「コース料理」は初めての経験です。一人で食事をすると、料理をじっくり味わうとともに、いろいろなことを考えます。
この価格帯のホテルの「コース料理」だとどのようなものが出てくるのだろう...料亭のような料理を期待はできないだろうな...と内心思っておりました。逆に、家に残してきたカミさんと「愛猫チョラリ」に対する、自分だけおいしい思いをして...という後ろめたさは感じなくてすむな..とも思っていました。でも失礼しました。素晴らしかったです。本当によく工夫されている..たとえば.一般的に刺身の盛り合わせは《お造り》で、醤油・ワサビでいただきますが、『色彩パレット風』と名付け、器もきれいに三種類の刺身に意外なタレを合わせている...《肉料理》では『上州豚のロースト すき焼き風』と載せていながら、ありがちな陶板焼きではありません。温泉卵とすき焼き風のたれにローストポークをつけていただく...確かに味はすき焼き風?意外性満載の料理に久しぶりに感動しました。その他の料理も、驚きの連続で十分堪能させていただきました。板長さんを始め料理担当の皆さんが限られた予算の中でお客さんを最大限楽しませようと必死に頑張っている姿が目に浮かぶようです。私のような年寄りの教員はこのような頑張りに一番弱いのです。LINEで、カミさんにも画像を送りましたが、「結構オシャレ?」との反応でした。
お料理をいただきながら、暇なので色々考えます。料理人はつくづく我々教師と似ているなぁ...と感じました。料理人も我々教師も、素材は決められているのです。料理人なら予算の範囲内での食材です。教師は教える内容は学習指導要領で決められていて全国どこでも共通です。あとはいかに、お客さんに、そして生徒に、食材を、教材を楽しんでもらえるのか...つまり生かすも殺すも、料理人、教師の腕(スキルとやるき)次第なのです。ここでの「コース料理」をいただきながらつくづく思いました。また、コース料理の提供の仕方にも感心しました。普通、「コース料理」だと、だいたい90分近くかかります。一品、一品順番に出てくるのですが、皆さんいかがですか?すぐに食べ終わり、手持ちぶたさになることありませんか?「松本楼」さんは、2~3品ずつ出てくるのです。そしてそのテンポが絶妙なんです。ですから、時間としてはだいたい60分で終わります。この時間配分もお客さんの「何がベスト」かを考えたものではないかと思います。自分たちの「こだわり」を押し付けることなく、自然にお客さんにそれとなく合わせる、すばらしいことです。授業でも同じです。独りよがりになっては授業は退屈になってしまいます。生徒の表情が見えた時に自分としてもベストの授業だったと思えるのです。勉強させていただきました。
さらに、給仕をしてくれる仲居さん(?)の各料理の説明も感心しました。板場の人たちと一体感をもって料理を提供しているのがこちらに伝わるのです。自分たちの提供する料理は「本当に楽しんでもらいたい」という意気込みを感じました。最終的には人対人なんですかね。
頂いた「コース料理」画像をあげておきますね







また、朝食も「手作り感」満載で、どれも丁寧に調理されているのがわかります。超巨大ホテルと違い、のんびり、ゆっくり、たっぷりと朝食がいただけました。こちらの画像もあげておきます。


フロントからレストラン、温泉に至るまで本当に従業員の方の素敵な笑顔と接待に癒された2日間でした。
この記事を書いている途中でYahooニュースを見ていたら、「松本楼洋風旅館ぴのん」の宣伝が出てきました。確かに近くの「いけや」(これまたおいしいお蕎麦屋さんでした)の行く途中にあったような気がします。宣伝をみると何かオーベルジュ?みたいな雰囲気なんです。今度はこっちも挑戦してみようかな...と思う「おじさん」でした。
次のレポートは2泊目、今度は大規模ホテル、「KAMENOI YUBATAKE」さんです。お楽しみに。