本日は、思い出はお金よりも大切というお話。
「思い出はプライスレス」...どこかで耳にしたフレーズですね。マスターカードのCMで使われているフレーズです。シリーズものとして放送されていたようですが。この「プライスレス」の「レス」、日本語では「~がない」と意味で使われていますね「キャッシュレス」「コードレス」「ミラーレス」...ですから英語の"valueless"は「バリュー(価値)がレス(ない)」は「価値がない」...では「プライスレス"priceless"」は?値段がない...だから「価値がない」ではなく「値段を付けられないほど(お金では替えられないほど)価値がある」、よく英語で間違いやすい単語として出てきます。
閑話休題。もう30年前近くになりますか。私事ではありますが、新婚旅行でイタリアに行きました。カミさんにとっては初めてのヨーロッパということで楽しみにしておりました。ベニスに行った時のこと、ベニスの中でも特に有名な「サンマルコ広場」をぶらついていた時のこと。その広場に世界最古のカフェがありました。「カフェ フローリアン」です。当時でコーヒーが1杯1700円でした(あまりの高さで今でも覚えています)。結局2人で話をして入店するのをやめました。実は、今でもそれが私の心残りの一つとなっています。カミさんはデザイン関係の仕事をしていたので、建築やデザインについては詳しく、興味もあったと思うのですが、高いのでやめたんです。本当は(絶対)入りたかったのではないか...私が「高いね...」と言ったので「そうね」となったと思うのです。カミさんも迷っていたはずですから。結論から言えば、私が強引にカミさんを連れて入店すべきだったと思うのです。もし、入店してケーキなどを注文しても精々一人5,000円程度だったでしょう。カミさんはその価格以上のものを得たはずです。いつも、無駄遣いをしてるくせに、こんな時に急に「しぶちん」になるのですね。いまでも、旅行番組でベニスが映る時、この「カフェ」の話が出ます。あの時、入っておくべきだった...と。まさに「思い出はプライスレス」なのです。形に残るものだけが「思い出」ではありません。これ以降です...迷ったときには高い方、「松竹梅」の「松」の方を選ぶようになったのは...。数年前に金沢を観光したのですが、夕食は折角金沢に来たのだから名物料理をと料亭は予約しました。ベニスの「心残り」が活きています。夕食は「タグ付きの松葉カニ」のついた高級コース料理をいただきました。板長が自ら、「松葉ガニ」をもってきたくらいですから、高級コースであったことは間違いありません。今でも、カミさんは、カニ料理を📺で目にするたびに「もうあれ以上のカニはないだろうから、もうカニ料理は食べなくていい」と眼を輝かせながら話をします。そして私はベニスでの「心残り」に戻るのです。でも、なるべくポジティブに考えるようにしています。過ぎたことを嘆いても無駄ですから。30年以上も前のことをまるで昨日のことのように話題にできるのも「プライスレス」だと考えるようにしています🫡
でも、一人旅の時にはやはり基本的に「しぶちん」ですね。先日琵琶湖畔を一人旅する機会がありましたが、名物の「近江牛」に万単位のお金をつぎ込む気になれませんでした。一人で絶品の「近江牛」を食べたからといっておいしいとは思えないのです。その日は、ペラン、ペランの脂身が多いお薄い牛肉が乗っかった1,000円くらいの「近江牛弁当」をビジネスホテルでビールと一緒に楽しんだような気がします。
そう考えると「思い出はプライスレス」といっても、一人より、二人で楽しんだ方が2倍ではなく3倍、4倍になるのかな...なんて思っています。「思い出はプライスレス」、それは人とのつながりと大きく関係しているのだとつくづく思います。
この記事を投稿するときに、Web検索で「カフェ フローリアン」を調べてみました。やはり、入店すべきだった...😩
リンクを貼っておきます。興味のある方はどうぞ。
『300年の伝統:世界最古のベネチアのカフェ「カフェ フローリアン」でこの店発祥の ”カフェラテ” を頂く 』ベネチア(イタリア)の旅行記・ブログ by 実結樹さん【フォートラベル】
