本日は、最近のテレビ番組の気になる制作パターンのお話。
テレビ番組に流行りすたりがつきもので、あるテレビ局が「何か」で視聴率をあげると他のテレビ局も追随し似たり寄ったりの番組が続き、まるでテレビジャックのような状態になったりします。スポンサーの都合もありそれはそれでやむを得ないことと思いますが、高齢化のために前頭葉が小さくなっている私にとっていかがなものかと思われる部分があります。
元々、テレビ番組自体を視聴しなくなってきているのですが、たまに見かけるとすぐにチャンネルを変えてしまう番組もあります。外国の地で、一般人を巻き込んでやる「突撃モノ」です。日本テレビ系列で放送されている『世界の果てまでイッテQ!』の「出川哲朗はじめてのおつかい」のコーナー。私は苦手です。目的地まで出川氏の英語力だけ使って行くコーナーです。現地の人に勇気をもって片言の英語で話しかける...私は英語の教師ですから面白い試みと思います。以前、私も生徒に留学前の課題として外国人観光客に日本についてのインタビューをするというのを課したことがあります。それなりの効果はあったと思います。でも、実施にあたり、必ず、自ら名乗り、なぜ話しかけたのか理由を説明し、時間をもらえるかどうか尋ねるなど、最低のマナーは守らせました。でも、彼の場合、演出のためなのかやたらと眼についた人に話しかけ、時には相手が困っている様子が明らかなのに、「出川イングリッシュ」を機関銃のように相手に浴びせる...マジですか?出川氏はタレントですから、プロとしてハイテンションで臨みます。道案内に関する英語を何とか叩き込んで臨むなら「使える英語」の実践として許せますが、単語も怪しい(それも演出?)状態で通じないことを前提として「笑いのタネ」として番組を構成している。ただ、私が現地の外国人であったら単に迷惑です。不愉快です。正直逃げますね。わけのわからない日本人が何語だか不明な言語で絡んできたら正直コワイです。「やらせなし」でやっているとしたらまさに暴力です。しかも、カメラを回している?逃げないなら、私ならテーブルをひっくり返してしまうかもしれません...他人の迷惑やどう感じるかも無視して「笑い」をとって内輪で満足する。悪趣味です。そのドジな姿が「おもしろい」と世間では評判となり、子どもたちもその「いじり」が当然世間では認知されるものと誤解し、仲間同士で平気で「いじり」、最悪の場合は「いじめ」につながっていくのです。その他テレビで放映される『どっきりモノ』『いじりモノ』も根っこは同じです。おもしろければ良い...よく、迷惑系外国人が日本でも出没して顰蹙(ひんしゅき)を浴びているではないですか。私は同じだと思います。また、閲覧数をかせぐためにアホなことをyou-tubeで流す輩と変わらないです。
すました、上品な番組作りを目指せ!と嘆いているわけではありません。少なくても公共の電波を使って品性を疑うような番組づくりはいかがなものか...前頭葉をさらに小さくしながら嘆く「おじさん」でした。
