本日は、「名前」のお話。
皆さん、自分の名前の由来知っていますか?法務省から指針案が各自治体に公表されました。

実は、「姓名」の「姓」は呼ぶことがあってもあまり「名」を呼ぶ機会は一般の人たちは少ないのではないでしょうか。ただ、教員になると頻繁にその機会が存在します。基本的は1時間あたり40人近くの人間を相手にして1日4コマ近くの授業をする...なんと一日160名近くの他人と接することのなるのです。それだけ、「姓名」に触れることになります。一人ひとりの区別も当然必要です。ですから「姓名」は大切なのです。残念ですが、一クラス分、だいたい40人のすべての名前を正しく読むことは不可能な時代となりました。「覚える」のではありません。「読む」だけです。それも不可能です。「姓名」については以前学校内では一つの山がありました。男女平等の観点から名簿が男女混合となった時です。それまでは前半が男子、後半が女子みたいな区別があった上、「名」の方もだいたい「常識的」な読み方がほとんどでした。極端ですが、男の子は親の一字とその後ろに「太郎」「二郎」、「一」「二」「次」をつけたりする...女の子はもう少し気持ちを込めた字に「子」をつけるみたいな...だから読めたのです。区別がついたのです。それが現在は男女混合、さらに「キラキラネーム」とは言わないまでも「当て字」が普通になりました。漢字の規則にのっとった読み方をする場合もあるし、同じ漢字でも「当て字」の場合もある。読み方も分からなけれが、男子なのか女子なのかも名簿の上では区別がつかなくなってきているのです。
教員にはさらに事情を複雑にする要素があるのです。「多様化の流れ」です。最近では学生の着る制服もユニセックス化が浸透してきており、女子でもズボンを選ぶことができます。髪型も男の子っぽい髪型の女の子、女の子っぽい髪型の男の子...先ほどの「名前」の混乱に拍車をかけるのです。先日、ある授業で教室にある「座席表」を見ながら質問していったのですが、何となく「見た目、男子だと思う...でも髪をピン止めでとめている..えっ女の子?...名前を見てもどちらだかわからない(読み方もわからない)」ズボンをはいているのかスカートをはいているのか前の子が邪魔になって確認できない。「座席表」には男子と書いてあるけれど...(結構担任の先生がいい加減だったりすると男女を間違えていたり、同じ名前を2か所印字してたりするんです!)発言の声を聞いても区別つかない...結局わからずじまいで後で確認して男子であることが確定!?まだ、自分の教えている生徒だから確認できました。しかし、昨年廊下ですれ違う生徒(時間割は決まっているので毎週廊下でほぼ同じ時間にすれ違う)はズボン姿だけれど、髪はショートカット、昔の大五郎(「子連れ狼」の子どもね、だれも知らないですね)みたいに上をゴムで結んでいる、顔は男子にしては小顔?女子?、結局1年間わかないまま終わりました。
私のような「高齢化」した教員は「神経衰弱」的は認識力が落ちます。生徒の名前と顔を一致させることは「自然に」ではなく「努力が必要」になります。これからますます大変になるのでは...と思います。憂鬱です。上の記事で「心愛」と書いて「ここあ」と読ませるとありますが、確かに見たような気がする...でもそんな読み方ではなかった...
若者に訴えたい...ご両親がいろんなことを期待しながら命名してくれたもの、その名前に負けないよう頑張って過ごしてほしい...私も読めるように努力するから...
以前は、「当て字」の名前は珍しいので、私の名前は「○○です、珍しい名前ですけれど覚えてください」などとアイスブレイクに使いましたが、名詞にしっかりと「フリガナ」を振る時代になってきたんですね。
最近は担任の先生に、名前の「フリガナ」、「男女別」の欄を設けた名表をリクエストしています。
