本日は「自分は当事者にはなりたくはないけれど」存続してほしい施設のお話。
そんな風に思える施設、私のベスト3は次の3つです。
〇 書店
現在、「デジタル書籍」の誕生や、ネットショッピングの急速な普及、などにより街中から書店が消えつつあります。私も、読む書物の80%近くはAmazonの「Kindle Unlimited」です。まずは、嵩張らない、持ち運びに便利、続き物の終わりの方だからといって次の本を一緒に持ち運ばなくてい、どのデバイスでも読める、「はずれ」にあたったらすぐ返却...あげればきりがないほどの利点があります。
ただ、書店には書店の独特な良さがあります。書店に漂うあの独特な雰囲気と匂い...インクか、紙質なのかわかりませんが以前の方が匂いが強かった気がしますが。平積みになっている書籍や雑誌...書店員の「顔」が垣間見えるポップや配列...ぶらぶらをしながら、偶然自分の望んでいた書籍が見つかったときの喜び...偶然目に留まった本から始まった新しい趣味...どれもがかけがえのない書店の良さです。政府でも「書店」の大切さを認識しつつあります。また『読売新聞』はキャンペーンを張って「書店」の応援を始めています。署名でも始まれば是非したいと思います。
個人的には『丸善ジュンク堂』が好きです。ものすごい大きな書店ではないのですが一般書から専門書まで痒いところに手が届く..「いぶし銀」のような書店です。私は英語の教師ですので特に語学書売り場に目がいくのですが、あらゆる言語が網羅されていて、参考書の配列が絶妙です。一度、書店に足を踏み入れると2~3時間はあっと言う間にすぎてしまいます。物理の先生も同じような感想をもっていたらしく、話が盛り上がりました。
最近では、書店は売り上げが伸びないばかりか、盗難に悩んでいると聞きます。是非、末永い存続を願うばかりです。
〇コンビニ
コンビニも是非存続してもらいたい。コンビニは仕事が大変です。私の知り合いは元酒屋、コンビニの営業担当がやってきて「コンビニ」をやらないか、と勧誘...断ったらすぐ近くに開店するぞ、24時間で...半分脅迫に近い形で開業。大変です...人集めが...シフトが組めなければ家族で入る...しかも、年中無休ですから。今や、都市部においては犬が歩けば「コンビニ」にあたる、そのくらいにあります。そのうえ「ドミナント戦略」で狭いエリアに同じ「コンビニ」を集中的に開店させ「寡占化」を図る...でも地区によっては「共食い」だって起こりうるのです。本部はともかく、店長はたまったものではない。大変です。ブラックです。
でも、私は「無責任な高齢者」の代表ですから、「コンビニ」には是非頑張ってほしい。東海道を歩いている時も、山で転んで擦り傷を負った時も「コンビニ」の看板は現代版「一里塚」でとてもお世話になりました。もちろん、トイレもお借りしましたし、熱中症になりかかった時も、「コンビニ」の冷凍ボトルでなんとかしのぎました。防犯上でもとても役に立っています。深夜に煌々と輝く「コンビニ」の看板は交番と同じくらいの安心感を現代人に与えてくれます。
無責任に存続を祈念します。
〇 街の商店街
日本人の心のふるさとです。現在のように週末にまとめて買い物をするのではなく、ほぼ専業主婦の女性が毎日買い物かごを抱えて、また現在のように大型ショッピングセンターで買うのではなく、八百屋、肉屋、魚屋...独立店舗で買い物をする...客も、店主も誰もが名前で呼びあう...へたすると家の状況までわかっている...そんな商店街が存続してほしい。西岸良平氏の『三丁目の夕日』に登場するようなそんな商店街が消えつつあります。現在でも東京の『戸越商店街』など有名で、テレビでも放映されたりしますが、それでも一時のにぎやかさと比較して陰りを感じます。先日、根津神社のつつじを愛でた帰りに寄った『谷中銀座』にいたっては、観光地化してしまって私の好きだった『谷中銀座』ではなくなってしまっていました。
私の地元の商店街は、現在シャッター街と化し、商店会で流す音楽だけが、寂しく鳴り響いています。若い店主たちが「商店街」を盛り上げるべくいろいろなイベントをやっているので応援しはしているのですが。
「人と人とのコミュニケーション」を大切にするうえでも消えてほしくない火です。
各地で再開発が進んでいます。その都市計画の中に、私の好きな場所が良い形で組み込まれるといいな...と思っています。
