本日は、夜のトイレは「おじさん」だってコワイというお話。
私のブログをお読みいただいている人はお分かりだと思いますが、「旅」が好きです。最近では「愛猫 チョラリ😹」の関係で「一人旅」をすることが多いのですが、その原点は教員になりたてのころ同僚とよく旅に出かけていたことも関係します。今日は、その中でも恥ずかしいエピソード、「トイレの怪」についてお話します。
教員になりたてですから30年以上も前のお話。以前の投稿の『森の熊さん』に出てくるような「登山」ではなく「紅葉狩り」ということから参加人数は少し多く6人。東北地方のとある温泉に出かけました。当然、当時の我々の旅の目的は、花より団子の世界...「温泉とお酒」です。お話の性格上、具体的な温泉の名前は伏せますが、温泉マニアだけでなく、登山客が下山したあと楽しむ温泉ということから、宿舎等は決して高級とはいえません。山の中の一軒宿です。玄関?フロント?は煤で真っ黒...動物の剥製や古い民具、甲冑?がゴロゴロしていたような...温泉は外湯が中心で色は緑色...温泉の成分なのか「藻」なのか...とてもよい温泉でした。ただ、下の「藻」が滑りやすくて...わかっていてもおしりからずるっとすべり顔まで沈んでしまう...そんな感じの温泉でした。
コワイ話はどうした?ですね。お話はその夜の出来事です。持ち込んだ酒やつまみで大いに盛り上がりそろそろお開きかな..という夜更け。当然尿意をもよおします。トイレは玄関を通って奥...途中が暗いんです。玄関は真っ暗、でも剥製の動物は変に見えたりするんです。その曲がりくねった廊下を通り、奥にトイレあります。ワット数の少ない、くすんで白い蛍光灯がついています。周りが暗いのでかえってトイレだけが変にボーっと明るく見えるんです。入って右側は個室3つ、左はそれを背にするようにして小便器用の壁、並んで溝にただ放尿(失礼)し、右から左へ流れていく原始的なタイプのもの...壁の色はよく昔の小学校にあったような、そこかしこにシミがある汚れた灰色...蛍光灯には何か蛾か何かがパタパタ飛んでいます。なんとなくおどろおどろしい雰囲気に酔いが醒めました。とにかく用を足して...と壁に向かって立つと、後ろの個室から何か音が聞こえる..えっ!?今の音何?自分の動作を中断するも耳だけ「ダンボ」..気のせいね...気をとりなおして...また音がした!?もう勘弁して!音のした個室は一番奥だったので、「何かに襲われる?」何の根拠もない恐怖から、改めて小便用の壁の一番左に寄り、右斜め後ろの個室トイレを見ながら用を足してその場を去ろうと身体はすでにトイレを出る体勢...その瞬間またあの「音」...気のせいではない...尿意どころではない!解明しなくては...もしかして、「中の人」はゆっくりと用を足したくて夜更けに来たところ、私が偶然「小」を足しにやってきてしまった...だから息を殺してじっと私が出ていくのを待っている?それなら、それでいいんです。私も同じタイプの人間ですから...私がそう思っているのを「中の人」も知っている...ってことを知っている...メビウスの輪のような一連の思考が一瞬頭をよぎります。でも気になる....ここから私の非常識な行動が始まります。あろうことか、個室の「中の人」に声をかけたんです。「すみません、あの~」でも中から返事はありません。たまらず、ノックをしましたが、返事はありません。カギは「ロック」されています。手前側の個室2つは確認しました。その時はなぜか確認しなくてはいけないと思ったんです。「空き」で当然「ロック」はされていません。ドアも開きます。「中の人」って誰?夜更けにわけのわからない人間に外から「何やってんの~、返事を頂戴」なんて言われ、トイレのドアをガチャガチャされたら恐怖ですよね...私の掛けた声は『すみません、あの~』ですし、ドアだって一回回しただけですが、「中の人」はそう聞こえたに違いありません。最後の手段...自分を納得(何の納得?)させるために、そのあまり清潔でないトイレに跪き、個室のトイレのドアの下、五ミリくらいの隙間から人が存在するかどうかだけ確かめるべく覗いたんです。完璧に犯罪行為なのかもしれませんが...怖くて仕方なかったんです。許してください。中に人が存在することだけ確認できればよかった。いたら、「本当にごめんなさい、失礼しました」と言葉をかけて去ろうと思っていました。なんと....脚らしきものは見えないんです!「中の人」って誰?何?あまりの恐怖に顔は引きつり、とにかく用を足して逃げなくては、顔だけは右後ろで、浴衣の間から尿を押し出すような感じで出し部屋に駆け戻った次第です。浴衣は結構はだけていたのでは...恥ずかしくて、仲間には話せず就寝。
翌朝、陽も高くなって宿を出る前に確認しなくては...トイレに向かい一番奥の個室トイレを確認..開きました...🤒一体、あの出来事は何だったのか。本当は誰か中に人がいて、下から覗かれた時には煙突の中に忍者が隠れるように両手、両足で壁をふんばって身体を浮かせていたのかしらん...さすがに上から覗くことはしませんでしたから。謎のまま旅行は終了しました。
今でも、ホテルで部屋にトイレがなく共用のトイレだとためらわれるのは、その一件がトラウマになっているのかもしれません。
汚いお話に長々と付き合わさせてすみません。皆さんも、夜のトイレはみんなで行った方が安心ですよ😉
