本日は『憲法改正』のお話。
結論からお話すると『憲法改正』の論議より大切なことに時間を使ってほしい。
毎年、この日がやってきます。『憲法記念日』です。そして必ず憲法改正について『改正推進派』と『護憲派』と別れて集会が開催されます。私は、右派でも左派でもありません。多分、案外と冷静にこの問題については考えている方だと思っています。令和7年の憲法記念日翌日発行の『読売新聞』朝刊では、一面から多くの紙面(1/2/4/6/7面)を割き、現在の動きを追っています。

『憲法改正』と論議の中心は平和憲法と言われる日本国憲法ですから、9条2項の『戦力の不保持』の部分です。この部分に関して「解釈や運用」で乗り切れていたのだからせっかく今まで貫いてきた世界に類を見ない『平和憲法』を改正する必要がない...とても理解できます。だから、上記のように「憲法改正」に60%の人が賛成、議論を活発にが74%に上るにも関わらず、憲法改正の焦点となる9条2項の『戦力の不保持』に関しては「解釈・運用での対応」が42%(昨年38%)、「9条の改正」が41%(同44%)と拮抗しているのです。我々が与しやすい「総論賛成、各論反対」です。もちろん、改正の論点は『戦力の不保持』だけではないからとも解釈はできますが。
でも、毎年毎年この問題を先送りして同じように論議していて平気なのか?日本!と思いませんか?日本は今まで通り平和でそれが半永久的に続く...そんな妄想を抱いていませんか?戦争の危険性がすぐそこに迫っているのにこんなことをしてて平気だろうか?と非常に不安です。ウクライナ戦争を見れば、人間は学習できない、歴史は繰り返すことがことがいやになるほどわかるではないですか。東アジア情勢だって、素人の私が見ても「危ない」と感じるのです。それを認識できないからもっと大切なことを差し置いて『憲法改正』の議論を何十年も続けているのです。
おそらくこの状況では憲法改正のための『国民投票』まで何年かかるか...『国民投票』を実施するまで、日本が存続できているかはなはだ疑問です。『小田原評定』を繰り返し、滅びた戦国時代の北条氏と日本が重なって見えます。
国の根幹となる重要な事項だから慎重に...当たり前のことです。わかっています。『憲法改正』の議論は学者と評論家に任せましょう。本日の朝のテレビ番組で、加藤登紀子氏が「武力を使わずに諸問題を解決する世界に類を見ない日本国憲法のすばらしさ」を説いておりました(その趣旨の発言だったと思います)。私も、日本が世界に類を見ない「日本国憲法」でこの混迷を深める中、乗り切ってきたことを誇り思います。『非核三原則』を謳いながら、一方でアメリカの「核の傘」に守られている...矛盾しているように見えますが、立派な「外交」です。「外交」とはいつの時代でも、どの国においても「狡猾」でなくてはダメだと思いますから。
だから、私は最初の結論通り「『憲法改正』の論議自体よりすべきことがあるのではないか」といっているのです。こんなに時間をかけるべきではないと思うのです。日本に現在必要なのは「議論」ではなく「政策」です。国家戦略です。政治家は「憲法改正」は横においといて、とにかくいいから現在の世界情勢に対する具体的な対策に与野党結集して立てるべきだ思います。現在の世界情勢を鑑みれば近い将来の「有事」だって想像に難くありません。お米の流通が滞っただけで『令和の米騒動』などと騒いでいる日本です。世界の流通がストップしたとして食糧自給率が40%を切っている日本はどうするんですか?食料だけではありません。「トランプ関税」で日本経済の脆弱性が浮き彫りになっているではありませんか。有事になって、誰が「敵」か「味方」は区別がつかない世界になっているはずです。最悪の場合、食糧や経済を交渉カードに使われ、誰も納得できないことだって「Yes」と言わざるを得ないことだって考えられるのです。ウクライナを見れはわかります。モノの善悪では世界は動かない、しつこいようですが人間は変われないし、歴史は繰り返すのです。日本は「有事の際でも」胸を張って自国の主張ができるように多方面で真の「独立国家」でないといけないのです。
日本の政治家の皆さん。本当にお願いです。政治には優先順位が必要になります。医療現場における「トリアージ」と同じです。日本の『独立国家』は最優先です。拮抗状態が果てしなく続く『憲法改正』論議より、混迷深める世界情勢の中で目の前にある危機に対して対策を今すぐにとってほしい。ある意味では第二次世界大戦後の真の独立国家を目指してほしいです。
あともう一つお願い。『憲法改正』との関連で毎年話題になる安全保障の根幹を担う「自衛隊」に関してだけは声を大にして訴えたいです。「憲法に認められていない」なんとことをイデオロギーの世界でも言わないでほしい。命を張って日本の守っている自衛隊に失礼です。私の教え子にも、崇高な志を抱いて自衛隊に勤務する若者が沢山います。少なくても、彼らの志だけは認め、理解してあげてほしい。私は、自衛隊を平和を壊す「軍隊」のようにのたまう人間をメディア等で見かけると涙が出ます。『坂の上の雲』というドラマで夏目漱石が海軍に行っている主人公の秋山真之に対して軽口をたたきます...それに対して密に心を寄せる正岡子規の妹「律」が烈火のごとく漱石を責める...シーンがあります。「それを言ったらおしまいよ」です。ドラマの中で「漱石」は謝ります。そしてなぜそんな軽口をたたいたのかを(すべてドラマです)。私は、そういった「命をかけて何かをする」ことに対してはそれなりの敬意が必要だと思っています。野党を中心に「自衛隊論議」がなされますが、明日、他国が攻めてきたら誰が矢面に立つんですか?野党の議員が国民を守ってくれるんですか?たぶん、政府の無策ぶり、準備不足を攻撃するだけのはずです。「我々は平和憲法を順守しているから、まずは話し合い、外交で...」そんなことが現在通用するとお考えですか?5.15事件で犬養毅が「話せばわかる...」といって暗殺されたあれと同じです。戦争やテロに理屈や正義は関係ないのです。もう少し、歴史を勉強し、現実の世界を見てほしいです。まさか、知っていても知らんぷり?ってことはないですね。
すみません。口角泡を飛ばすように書いてしまって。私は、戦争賛成の輩ではありません。世界が、そして日本が平和でありますように真から願っています。
