おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

仏陀の心はどこにおわす...仏教を学び直そう🕯

本日は、「仏教」のお話。

 見つけました!今まで「仏教」で疑問に思っていたことにすべて答えてくれる書を。

 

 私の投稿の中でも、時々登場する「般若心経」...私は毎朝唱えています。「モノにこだわってはいけない」...「世の中、空なのだから」...仏陀が弟子の舎利子に、観音菩薩が何か悟ったようだから、聴いてごらん...その観音菩薩が舎利子に説いた教えがこの262文字の「般若心経」の中に凝縮されています。人々はなぜこのお経にひきつけられるのか...そんな疑問から私は「般若心経」を勉強し、自分でも唱えるようになりました。

 「般若心経」の根本は「空」です。その概念を繰り返し、繰り返し、言い方を変え、観点を変えて262文字で訴えかけます。その概念の解説については数多くの本が出版されています。何冊も本を読みましたが、理屈では理解できるのですがしっくりこない。仏陀が「こだわらない」という意味で唱えた「空」の概念と「般若心経」に登場する「空」の概念と同じ?何か違う感じが...他にも次から次へと湧いてくる疑問...大乗仏教って釈迦に入滅してから半世紀近くして生まれたのに、釈迦の唱えた仏教と同じと言える?「小乗仏教(現在では上座部仏教と呼ばれています)」は自分たちが悟りをひらくためのもの、「大乗仏教」は皆が一緒に悟りを目指すもの...どちらというと「小乗仏教」は心が狭い...そんな感じ?...奈良仏教?密教天台宗真言宗浄土教禅宗?何冊読んでもすっきりしない...いろいろな宗派があるのは、仏陀が相手を見てその理解力に合わせて教えを説いているからなんだ...とか、仏教の中のどこの部分を強調するかによって宗派はわかれるとか....とにかくスッキリしないのです。

 それを歴史的観点から、スッキリと解説した本がこれです。NHK 教養・文化シリーズ『世界史リテラシー』の1冊です。だいたいの宗教書は自分たちの宗派を前面に押し出して説明するため、仏教全体を俯瞰する視点に欠けます。それが流れをわかりにくくしています。この書はとにかく仏教の全体像を客観的な視点から、特に歴史的観点から丁寧にひもといていきます。わずか170ページ弱の本ですがまさに「目からウロコ」です。

 私たち日本人の多くは、「無宗教」を標榜しながらも葬式や法事は仏教で行います。いわゆる「葬式仏教」っていうヤツです。何かしらでつながりを持っている「仏教」、一度は本書を通して勉強し直すのもよいのでは?と思います。絶対、宗教だけでなく歴史の見方、神社仏閣の見方も変わってくると思います。私も、書斎にある「仏教関連」の書籍を改めて読み直してみようと思います。