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「デジタル教科書」でない「教科書」をどうするって!?番外編💻

本日はいつもの「デジタル教科書は本当に必要!?」の投稿の番外編。

 まずは、次の記事を見てください。6/17付『読売新聞』に記事です。内容の骨子は、「今の教科書は厚すぎるので、本質的な理解に重点を置き、薄くする」です。理由が、「教師の方が使い方を知らないから...全部教えようとするから...」

 皆さん、聞いてください。私は教員を40年以上やってきました。教科書を薄くすれば重点項目だけになってそれに集中できる...実際に教科書を使って勉強したことのない人間の言うことです。実は、一つの項目を丁寧に理解することを前提にするとページ数はおのずと増えてしまうのです。その量と質の葛藤で出版社は悩むのです。私が生徒にお薦めの参考書は?と聞かれてまず与えるアドバイスは、やたらと薄いモノを選ぶな...ということです。薄い分だけ、途中の説明が省かれわかりにくくなっているのです。教科書だって同じです。今の教師は教科書をしっかり使いこなせる力がない...そんな教師が、逆にいろいろな説明が省かれた教科書を補足説明しながら授業をする力があると文部科学省の役人は考えているのでしょうか?現在ある文科省のいう「盛り込みすぎの教科書」から重要部分を取り出して教える方が絶対いいはずです。無難な選択です。また、用語やコラム的資料、写真、振り返りのための演習などさらに発展的な学習したい子どもだっているはずです。みんな「どんぐりの背比べ」にする必要などどこにもありません。伸びしろのある子供にはそれなりの機会を与えるべきです。そんなことをするから予備校や塾が流行るのです。

 私は、文部科学省のこの動きは「デジタル教科書」の導入と連携していると思います。「デジタル教科書」なら、「本質的な理解に重点」をおいた部分を強調し、その他の部分は「ほ~らこんな風にここをクリックすれば出てくるんだ」、だから「デジタル教科書」よろしく、です。外堀を埋めながらが、「デジタル教科書」ありきの路線にするのでは?

 ますます不安な「デジタル教科書」です。

本日は、「デジタル教科書は本当に必要?」シリーズ番外編でした。

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