本日は、「政治家」と「政治屋」のお話。
日本のように自民党1強 VS その他多くの少数野党という構図の状態が続くと、なかなか大胆な方向転換ができません。「安定」は癒着を生み、さらにその体勢の盤石化をもたらします。たまに「その他多くの少数野党」が過半数をしめ連合政権に近いものができると、失敗する...そしてその後10数年は「悪夢の民主党政権」などと繰り返し揶揄され、「自民党しか選択肢がない」自民党政治が続くのです。いわゆる『消去法』というヤツです。最近ではその「愚」をあらためるべく『政権野党』なる、いわゆるいつ政権をとっても対応のできる体勢をつくっておく...そんな言葉も聞かれるようになりました。いわゆる「影の内閣」です。でも、結局、迫ってくる選挙(参議院にせよ、総選挙にせよ)に振り回され、国民相手の「点数稼ぎ」の政策が前面に出てくる。政党・政権とは関係なく横断的に10年、20年の単位で取り組むべき「安全保障」「年金問題」「食料自給率」「非正規労働者の異常なほどまでの増加」といった国策が置いてきぼりになるのです。最近の各政党の動きを見ていると、「この程度の議席を確保すればいいか...」そんな姿勢が見え隠れします。それが「点数稼ぎ」の政策につながっていくのです。
英語では、「政治家」と「政治屋」と区別をします。政治家は国の政策に関して真面目に取り組むstatesman、政治屋は政治を自益誘導の手段と誤解しているpoliticianです。当然、議員を務めているのは「政治家」と信じたいのですが、「令和のコメ騒動」を見ても「政治屋」ばかりのような気がします。
ただ、国際情勢が混沌とする中で、もう待ったはないように思います。選挙のたびに出される「せこい点数稼ぎの政策」、だいたい「バラまいてます」。色々形態は違えど「バラまき」です。こんなことを繰り返していて平気なんでしょうか?政治を含め、どの世界でも、長期的な展望を見据えることと、短期的な対策をとること両面があります。「安全保障」「年金問題」「食料自給率」「非正規労働者の異常なほどまでの増加」といった長期的展望にたった国策に関しては国内の対立は横においといて、戦時ではありませんが、『挙国一致』で臨めないのでしょうか。私が思うに、国民が「今の政治は腐っている...もっと金をよこせ!!」と騒いでいるのは政治家集団の本気度が見えないからです。肝のすわった方針が出れば私は国民は納得し少々の物価高も生活の困窮も我慢すると思います。将来に希望が持てるからです。今我慢すれば、必ず良くなると思えるからです。今の「バラまき」では一時的なのどの渇きをいやすために渡すジュースです。飲んだあとは血糖値があがり余計のどが渇くだけです。
物価高対策も大切です。お米の確保も大切です。ただ、国が亡くなったら物価も何もないのです。選挙の時だけ盛り上がる公約、しかも「せこい点数稼ぎの政策」での公約....誰か、長期的な展望を語れる政党を立ち上げないでしょうか...「NHK党」のようなものでなく、もっと足に地のついた政党を...どうせ、投票率は低いです。魅力的な政党ならすぐ第一党です。是非、国会議員の中からそういう志をもった人間が出てくることを切に望みます。
