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60代からの「一人旅」 信州 一泊二日の旅①《上田・別所温泉》🚂

本日は、先日行った信州への「一人旅」のお話。

 今回も、愛猫チョラリ😹をカミさんに預け出かけました。最近は、置いていかれるのがわかるのか、挑戦的です。

 とにかく、置いて出発!

 今回は以前からのファンである真田三代、真田幸隆ー昌行ー(信之・幸村)ゆかりの地を訪ねる一泊二日の「一人旅」です。

いつものレポートと同様二日に分けてレポート。本日は赤字の第一日目。

第一日目

 上田 (上田城を中心にその城下町を訪ねます)約3.5時間

  上田電鉄別所線別所温泉に移動

 別所温泉 (北向観音安楽寺常楽寺

  宿泊 旅宿 上松や 19,800円 (1泊2食)

第二日目

 長野 善光寺

 予定では、9時過ぎに上田に到着予定が、地元JRの遅れで一本後発の「はくたか」に乗車、10時過ぎに上田に到着。

 上田の街は、「真田」一色です。家紋である「六文銭」がいたるところに見られます。

JR上田駅の表示にも...

駅前のロータリーでも真田幸村像」がお出迎え...

 歴史を紐解くと、真田正幸は不作の時には年貢を半分にする、合戦の時には上田城内に招き入れるなど領民を大切にしたため、地元の人間との絆は深いと言われています。知り合いに上田出身の人がいますが、今でも上田で真田家に対して『殿様』という感覚が強いと言っています。

 徒歩10分で『上田藩主屋敷跡』に到着。今は高校になっています。地方に行くと、昔の城がそのまま大学や高校になっていることが多いですね。

 それから上田城に向かいますが、大手通りと言われれる道筋には真田家三代、また『真田十勇士』の看板などが続き、気分を盛り上げます。

 しばらくすると、上田城が見えてきます。現在、天守はありませんが、櫓、堀、石垣などは当時のまま残っており、見学ができます。また城内には『真田神社』(上田城の歴代藩主三代の鎮守)があります。

上田城

 東虎口櫓門の左側が「南櫓」、右側が「北櫓」となっており中は見学ができまし、中で紹介VTRが放映されたり、真田家の時代の鯱や火縄銃のレプリカがあったりで結構楽しめます。

(信州上田観光ガイド 上田城紹介 上田城マップより)

(南櫓)

(北櫓)

櫓からは信州の山並みがきれいに見えます

 奥に進むと「真田神社」があり、裏手に「若かりし頃の真田幸村の像」、上田合戦の際に秘密裡に外部と連絡をとったと言われる「真田井戸」、「西櫓」があります。

真田神社

(若かりし頃の真田幸村

(真田井戸)

(西櫓)

本丸跡も...

周囲は「堀」と「石垣」で守られています

 ここらでお昼の時間に...この旅では上田のソウルフード『あんかけ焼きそば』に挑戦しました。(これについては『番外編』でレポート)

 街には、注意すると上田合戦の様子を示す看板も...

 昼食後は、上田城から徒歩10分ほどの上田城下町 柳町へ。旧北国街道(ほっこくかいどう)沿いの家並みが残る通りで、昔ながらの酒造や飲食店などがあり当時の風情を感じる地区になっています。よく整備されています。

ここから、徒歩15分程度の「JR上田駅」に向かいます。その途中も「真田」一色です。

 上田観光は、ここで終了。上田電鉄で塩田平「別所温泉」に向かいます。ここで、マグカップでビールを...美味しかった~ 車窓を見ると確かに戦国時代の武将たちが争ったであろう風景が目に浮かぶようです。

上田電鉄別所線別所温泉駅これが、また渋いんだ~。鉄ちゃん喜ぶと思います。

駅舎の近くには、旧車両も展示されています。

信州の山並みもとてもきれい...

 今宵のお宿は「旅宿 上松や」、事前に連絡して迎えに来てもらいました。※最高のお宿でした。別の記事でレポートしますね。

 宿に荷物を預け「別所観光」出発!ホテルの従業員のお話の通り、約90分で観光をたっぷりできました。町には、外湯もあり、ホテルから目の前には2か所もあるのです。

(慈覚大師ゆかりの湯)           (真田幸村隠し湯

別所温泉の観光スポット「北向観音」「安楽寺」「常楽寺

北向観音(ホテルから数分)

 長野の「善光寺」と併せて語られることが多いです。「北向観音」が現世のご利益をもたらし、南向きに立つ「善光寺」が来世のご利益をもたらす、と言われていて「善光寺」だけのお参りでは「片参り」となるので併せてお参りする「両参り」が良いのだとか...建物は長野の「善光寺」のミニチュア版のようでかわいいです。境内には「愛染かつら」もあり、信州の山並みがまたまた美しい...

徒歩10分ほどで次の観光スポット「安楽寺」に到着

安楽寺

 禅宗のお寺としては鎌倉の建長寺と並んで日本では最古の臨済禅宗寺院の一つ(のちに曹洞宗に)。国宝の八角三重塔(日本最古の禅宗様建築)が境内にあります。

今回の禅宗のお言葉...やはり心に響きます...

本堂裏手の坂を上っていきます...新緑がきれい...

数分で国宝八角三重塔(日本最古の禅宗様建築)※「八角」は日本唯一です。

観光客は数えるほど...ほぼ独り占め...  「北向観音」の本坊「常楽寺」に向かいます。

途中には、展望台があります。

徒歩10分程度で「常楽寺」に到着。

常楽寺

常楽寺は「北向観音」の本坊です。本堂の裏には「北向観音」の霊像が出現したところに石造多宝塔が保存されています。本堂前には「御船の松」もあります。

3つのお寺を巡り、ちょうど90分...本日の旅はこれにて。

翌日は、長野「善光寺」にお参りをして『両参り』を果たします。

2日目のレポート楽しみにしていてください😉

《余談》

 上田周辺は「真田」一色ですが、「真田幸村」一色といっていいかもしれません。「幸村」のお兄さん「信之」も、「真田家」存続を念頭に苦渋の選択を強いられながらも、最終的には徳川方につき江戸時代を生き抜きます。でも、やはり日本人は徳川家康に単独で挑み、散っていく「幸村」なんですね。信之が藩主になった「松代」に行けば、もしかしたらもっと花形の扱いを受けているかも...意外なのは、「信之」の妻「小松姫」はキャラクターグッズにもなっているのです。ホテルの土産売り場に売ってました。

   

 「小松姫」で徳川家康重臣本多忠勝の娘です。真田昌幸・幸村親子が関ケ原の戦いで西軍につくことを決断、東軍に残る信之と別れを告げた「犬伏の別れ」...親子が最後に挨拶を、と信之の居城「沼田城」に寄りますが、開門しない...「小松姫」が鎧姿で現れ、「もう敵味方の立場、入場は許さない.」と頑張り昌幸・幸村を追い返す...しかし、翌日にはお忍びで孫をつれて昌幸・幸村の宿泊場所に挨拶にいきます...日本人の琴線にふれるシーンですね。だから、キャラクターグッズにもなるのです。

cholari.hateblo.jp