おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

トランプ大統領は風雲児!?⚔️

本日は米国大統領ドナルド・トランプのお話。

 大統領選挙前から、「もしトラ」などと騒がれていた話題のトランプ大統領でしたが、様々な意味で唯一無比の米国大統領となりそうです。残念ながら、悪い意味でです。米国の大統領選挙は昔から、「勝ち」・「負け」がはっきりしていて大統領が変わると町の郵便局長までが変わると言われてきました。ただ、今回は米国内はもちろんのこと世界の政治・経済・(もしかしたら)文化までも変えてしまいそうです。変えるというより、「ちゃぶ台返し」をした...と云った方がいいかもしれません。それでなくても、混沌とした世界情勢が続く中、どこかすがることのできる、安心できる「何か」をどこの国でも求めていた矢先、トランプ大統領はすべてひっくり返したのです。もう何が何だかわからない状態になりました。カオスです。「大義」も「正義」もありません。当然、誰しも「大義」や「正義」で動いているわけではありませんが、やはり人間として「それを言っちゃ~お終いよ」という最低のマナーや常識があるではありませんか...それをすべて取っ払いました🤬「自分がよければ何でもよい」という本能丸出しの『西部開拓者時代』に戻ってしまったような気がします。

 ロシア・ウクライナ戦争の「大義」を無視したロシアよりの停戦交渉...イスラエルガザ地区への明らかに行き過ぎた報復への黙認、さらにガザ地区の「アメリカ」の一時委任統治化の主張...イランの各施設への空爆...そして1960年代の価値観のまま強引にすすめる「トランプ関税」...大学への圧力...金にならない政策への資金打ち切り...地球温暖化に逆行する「掘りたいだけ化石燃料を掘れ」政策...一国の大統領が変わっただけで、世界情勢が最低80年、第二次世界大戦勃発以前くらいまで後退してしまいました。

 日本に対しても、日米安保条約をはじめ、トランプ大統領は不満を述べています。ただ、歴史を紐解けば、米国は旧ソ連をはじめとする共産圏との闘いのために、世界中を利用してきたことは明らかです。トランプ大統領は、NATOや日本は米国に守ってもらうだけで主体性がない...もっと軍事費を出せ!と主張しますが、第二次世界大戦以降、共産主義を封じ込めるためにNATOや日本を共産圏の防波堤に利用してきた事実を直視すべきです。※中曽根元首相は自ら日本を「不沈空母」とまで発言したくらいです。今まで米国が世界に対して「やってきてあげた」内容は、別に当該国を本当に助けるためにやってきたのではなく最終的に自分たちの利益になるからやってきたにすぎない...それを認めるべきです。米国は、周辺の関連諸国を手足のように利用してきたんです。米国が一方的に「搾取されてきた」のではなく少なくても『持ちつ持たれつ』の状態だったはずです。その上、イラン空爆の際、「長崎・広島」の原爆を引き合いに出すなど下品です。

 当然、米国大統領は国民によって選ばれるものです。民主主義の結果です...何か限界を感じます。ヒトラーにしても、ムッソリーニにしても民主主義によって選ばれました。こんなもんなんですかね。沢山の血を流して築き上げた民主主義って。

 また、国際機関の無力さも同様です。歴史では実効力をもたない『国際連盟』から実効力をもたせた『国際連合』になった...と習いましたが結局同じ...総会で何を決議しようと関係ない...軍事力を持っていた方が勝ち...言い換えれば「核」をもっていると交渉が有利...どの国も「核」をもちたがるはずです。

 今回一番不思議なのは「トランプ大統領の暴走」を誰も止められない...ということです。トランプ政権発足前から、周囲にイエスマンを配置して...と云われてきましたが、誰も助言しないのでしょうか。素人でさえ考えつく混乱でさえ周囲で教える人がいない...トランプ大統領アメリカ産業の「顔」と豪語する自動車産業でさえ、100%米国製なんて不可能...ある試算によれば、相互関税によって米国国内の自動車は一台60万近くも高くなると言われています。そんなことも理解しないで、世界を舞台にして「deal」を進めるなんて危険すぎます。

 さらに混乱を助長するトランプ大統領朝令暮改...一時的な思いつきでこれほど政策を変える主要国の首長は歴代いなかったのでは...ふつうは恥ずかしくてできません。

   私は、このような状況を創り出した根本はアメリカの格差社会が生み出した『貧困』なのだと思います。米国の弱肉強食の競争社会からはじかれ、格差社会の「負け組」の日々の暮らしもままならない不満をトランプ氏は敏感に感じ取って大統領選に勝利したのです。ある意味では「負け組」も納得済みの格差です。アメリカン・ドリームの本質は「勝ち組」と「負け組」のどちらかですから。それにしてもその差が広がりすぎました。さらに本来なら、『貧困』を救う立場にいる民主党イデオロギーを優先し、その部分にまともに対応しようとしなかった。「弱者救済」のお株をAmerican Firstとこぶしをあげて他国を攻撃するトランプ大統領に奪われたのです。

 トランプ大統領は日々、Air Force 1に乗って、世界中駆け回り、迷走台風のごとく荒らしまわっています。日本も含めて、世界はあまり振り回されることなく、肝を据えて対処することも必要なのかもしれません。今こそ、一時的な不利益を無視して「Yes」「No」をしっかり米国に伝える時期かもしれません。トランプ大統領も若くありません。プーチン大統領習近平国家主席も同様...その後の世界を見据えた検討が必要だと思います。

 お前は何様だ!...とお𠮟りを受けることは承知していますが、言わざるを得ないのです。各地に立っているある宗教の標語ではありませんが『世界が平和でありますように』と心から祈願しています。