おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

採点は自分でしようよ🤨

本日は、採点(所見)のAI利用についてのお話。

sICT 教育ニュース ict-enews.net

 私は反対です。「教員の負担の軽減」「所見の質の向上」「教員の見取りの向上」と書いてありますが、時間的には「教員の負担の軽減」になっても、「採点」や「評価」といった目的や意義の点ではズレています

 そもそも「採点」や「評価」は生徒の学習に対する「評価」(生徒への助言・指導の意味も含む)だけではありません。「採点」や「評価」をしながら、反面、自分の指導のどこを生徒が理解していないのか、自分の指導の何が足りないのか、を肌で感じる「自己反省」の機会でもあります。自分でやることに意味があるのです。

 実際にそれを感じる例を出します。

① (自由)英作文の採点

 現在、複数の高校で勤務していますが、一つは進学校です。ですから、自由英作文を提出させることがあります。その採点作業を誰がするのか?ということです。結構の教員の負担です。〇×をつけるだけではないんです。内容も見なくてはいけません。採点やチェックをALTに任せる先生もおります。確かに楽です。ALTが採点したものを日本人の教員が再チェックしているのを見たことはありません。上記のAI活用と同じでものを感じます。自分で採点して初めて、「何が足りないのか」、足りないのは「英語力」なのか「語学力」なのか、が分かるのです。授業の力点の置き方を調整できたりするのです。自分の手間が必要なのです

② 授業評価

 これもまた、現在「グーグル・フォーマット」なるものを使い、生徒の直接入力、数値として結果が出てきます。以前のように教員が一人ひとりの結果を紙ベースで集計するわけではありません。ただ、折れ線のグラフでパッと出てくるので案外と実感がわかなかったりします。自分で集計すると、生徒は「授業評価」で好き勝手に書いてくるので腹は立ちますが、思わず「自分の授業の傾向」を実感したりするものです。やはり、自分の手間が必要なのです

 私は、もし教員の負担を軽減するなら、データ処理、文部科学省や県の教育委員会への報告や、モンペ対応、(専門でもない、自分としてはやりたくない)部活動指導といった本来の業務でない仕事を軽減すぺきだと思います。

 働き方改革を行う時に考慮すべきは、「時間」だけではありません。「仕事内容」の精査も忘れてはいけません。