本日は、「デジタル教科書」と2030年度から順次実施予定の「次期学習指導要領」についてのお話。また、その話かよ...と怒らいないでね🙂↕️
先日、「デジタル教科書」教科書の導入が正式に決まりました。以前から話題となっていた「懸念」「疑問」には答えないままの導入です。
以下の「デジタル教科書ワーキンググループ」の会議はWEb申し込みで参加もできたようです。普通、参加できる時間ではありません。ただ、その資料は公開されています。資料からいくつか、気になる部分をピックアップしました。
デジタル教科書推進ワーキンググループ(第12回)
令和7年9月24日(水曜日)10時00分~11時00分
(詳しい資料をご覧なりたい方は下のリンクから)
デジタル教科書推進ワーキンググループ(第12回)配付資料:文部科学省
色々と資料が掲載されていますが、私は次が資料の骨子かなと思います。
『デジタル教科書を導入したからといって目立ったマイナス点は見られない。むしろプラス点は期待できる』
ただ、教員からの「課題感」で述べられている部分は具体的な解決方法が出されていません。また健康上の課題についても当然のことしか書かれていません。最終的には『研究授業や模擬授業、ワークショップを含む研修を受けた教師の方が、デジタル教科書の使用頻度が高い傾向にある』となっています。当たり前でしょ。
さらに、小学校でのエビデンスの部分でも調査(5年生 2クラス 各30名)結果が出ていますが、どちらも紙もデジタルも「同等」です。しかも、調査に参加したのは「上位」の小学校でしょう?8割以上をしめる等身大の小学校、リアルな小学校での調査結果ではないのです。先日のニュースで報道されたような、注意された児童が、教員を蹴飛ばして、思わず蹴り返した教員だけが処分されたような小学校ではないのです。また、授業中にタブレットで勝手に遊ぶ児童もいないのです。教師の指示に素直に従う生徒を相手にして「効果があった」は現実の教室では通用しないんです。
デジタルの教育に関する研究は必要です。でも、まだ研究途中で問題が山積する中で、「デジタル教科書」を全国的に導入しなくてはいけない理由がどうしても理解できません。さらに、無償配布は「ハイブリット」を選択した場合にはどちらかが無償?それも自治体が決める?そんな話も聞きます。「ハイブリッド」を選ばないと、デジタルの「益」はあずかれない?半ば、「デジタル教科書」へ強制移行されているような気がします。英語にもことわざがあります。"If it ain't broke don't fix it"「壊れてないものを直すな」つまり、「何事も手をかければかけるほど良くなる」と妄信してしまっている状態を揶揄することわざです。「デジタル教科書」を含め、すべての教育行政がこの方向に動いているような気がしてなりません。
そして、「デジタル教科書」の話題は終わり!次は教科別に行くぞ...です。

マーカーした部分を見てください。例えば「外国語」の部分では「AI活用を検討する」と確認した...となっていますが、「検討」ではなく。もうとっくに規定方針で動き始めているのです。下の記事を見てください。もうある事業は「採択」されているのです。


他の教科も同様だと思います。
そして、全体を通しての授業時数の柔軟的運用...別に実態に合わせた運用が許されるわけではありません。あくまで上記のような方針に沿った形での運用のはずです。
結局、すべて初めから青写真ができていて、それに合わせた「検討委員会」「作業部会」が設置され、お墨付きを与えて、終了するのです。いわゆる日本独特の下から上への「決裁」ですね。
日本の教育界の頂点は文部科学省です。他国の状況を鑑みれば、「教育」の中央集権化もやむないと感じています。でも、実情を考慮してくれない...下々の疑問点や危惧している項目に明確な回答をしてくれない...その状況下で、各自治体が、そして教育委員会が、「右向け右」で従う構造でいいのか...どうしても理解できません。
最近は、怒る気力さえ萎えてきました😫







