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「ノーベル平和賞」🧐にふさわしい人(団体)とは?

本日は、ノーベル平和賞についてのお話。

 トランプ米国大統領が『ノーベル平和賞』をあまりに欲しがっているので、あらためて調べてみました。他のノーベル賞とはイメージがちょっと違いますよね。調べてみたら、ハイ、違うんです。

 まずは、ノーベル賞の基礎知識を The Asahishimbun GLOBE+より抜粋

世界で最も権威のある賞
 ノーベル賞は、スウェーデンの発明家、アルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年から始まった世界で最も権威のある賞です。毎年、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和、経済学の六つの分野で、「人類に多大な貢献をした」個人または団体に贈られます。

ノーベル賞六つの部門と受賞条件
物理学賞:物理学の分野で重要な発見や発明をした人に贈られます。 

化学賞:新しい物質を発見したり、革新的な化学反応を発見したりした研究者に授与されます。

生理学・医学賞:人間の体や生命の仕組みを解明し、病気の予防や治療法の開発に貢献した研究者に贈られます。

文学賞:「理想的な方向へ文学を進歩させた」作品を生み出した人に贈られます。小説、詩、戯曲、エッセイなど、さまざまなジャンルの作品が対象です。

平和賞:ノーベルの遺言には「国際的な親善を進めるために最も多くの、または最善の貢献をした者、常備軍の廃止または削減、そして平和会議の設立と推進した者(に贈られる)」

経済学賞:ノーベルの遺言にはなかった六つ目の賞です。1968年にスウェーデン国立銀行の創立300周年を記念して設立されました。経済学の分野で多大な貢献をした人に贈られます。

〇 選考機関は以下の通りです。

物理学賞    スウェーデン王立科学アカデミー
化学賞    スウェーデン王立科学アカデミー
生理学・医学賞    スウェーデンカロリンスカ研究所
文学賞    スウェーデン・アカデミー
平和賞    ノルウェー・ノーベル委員会
経済学賞    スウェーデン王立科学アカデミー

 特に、トランプ大統領が、直接ノルウェーに電話をかけて「自己推薦」したなんて話もありました。嘘でしょ?と思ったので特に『ノーベル平和賞』についてみると、『平和賞』以外は、専門の研究機関、『平和賞』はノルウェーの国会議員が決めているんです😮

次の説明はAIの回答です。

ノルウェー・ノーベル委員会は、ノルウェー議会が任命した5名の委員で構成されており、政府からは独立して活動しています。委員は元国会議員、学者、文化人などから選ばれることが多いです。ノーベル平和賞の授賞式は、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に、ノルウェーオスロ市庁舎で行われます。他のノーベル賞(物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、経済学賞)はスウェーデンで選考され、ストックホルムで授賞式が行われます

〇『平和賞』の選考方法は以下の通りです。

・推薦の受付: 各国の国会議員や政府関係者、国際裁判所の判事、大学教授、過去のノーベル平和賞受賞者、ノーベル委員会のメンバーなど、限られた資格を持つ人々が候補者を推薦できます。推薦は毎年1月末に締め切られます。
・候補者の絞り込み: 2月から3月にかけて、ノルウェー・ノーベル委員会が推薦された候補者の中からリストを作成し、絞り込みを行います。
・専門家による調査・分析: 4月から8月にかけて、専門家による詳細な調査と分析が行われます。
・最終審議: 9月に最終審議が行われ、受賞者が決定されます。
・受賞者発表: 毎年10月半ばごろ(通常は第2金曜日)に受賞者が発表されます。選考は委員による秘密投票で行われ、選考過程や候補者の名前は50年間非公開とされています。

 だから、トランプ米国大統領が電話で、「受賞できなければ、関税を...」とプレッシャーをかけたなんて話がまことしやかにでてくるのですね😓

さらに、The Asahishimbun GLOBE+のコラムには次のような記事も掲載されています。

ノーベル平和賞にふさわしい」とは? 受賞者リストから浮かび上がる疑問

ある人物は、自国の軍隊に、反抗的な地域の抵抗勢力を打ちのめすよう命じた。別の人物は、少数民族に対する大量虐殺を無視した。平和的な結果を得ようと努力した人もいたが、その時は高く評価された成果にも欠陥が見つかったり、後になってみると効果がなかったことが判明したりした。

いずれもノーベル平和賞の受賞者だった。

ここ数十年間で少なくとも6回について、毎年ノーベル平和賞を授与するノルウェーの委員会は、その名誉が与えられる前後の行為や振る舞いが受賞に値しなかったり、場合によっては不条理とみなされたりする人物を選んできた。

エチオピアの首相アビー・アハメドが11月、ティグレ州を暴力的に抑圧して、アフリカで2番目に多い人口を抱える同国を悲惨な内戦に追い込む危険を冒し、それがノーベル委員会の考え方や秘密主義的な評議のあり方に対する疑念を強めた。

「委員会は安全を期して、過去の業績について完璧に議論の余地のない候補者を常に選ぶことができる」。ノーベル平和賞の選択を分析しているオスロ国際平和研究所(PRIO)の所長で研究教授でもあるヘンリック・アーダルは指摘する。

ところが、委員会は近年特に「受賞者が同賞にふさわしい行動をとるよう奨励するために、そのプロセスに対する賞の授与を試みてきたが、それは非常にリスクが高いやり方である」とアーダルは言うのだ。

 ※記事の後半には業績に疑問詞がつく受賞者を並べています。

 今回は、トランプ米国大統領が『ノーベル平和賞』と連呼しているので、調べてみましたが、いや、勉強になりました。受賞者が同賞にふさわしい行動をとるよう奨励するために、そのプロセスに対する賞の授与を試みてきた」の部分を考えると、もしかしたら、受賞の可能性もあったかも....でも、やはり、「武力による領土の変更」を前提にしたウクライナ・ロシア戦争の停戦促進をするトランプ大統領に『平和賞』でしょうか? また確かに、イスラエルの人質解放は、すばらしいニュースでトランプ大統領の仲介があって初めて実現したのだとは思います。ただ、目をガザ地区に向ければ、死者は6万人越え、領土は戦後直後の東京のようにほぼ「更地」...私はイスラエルの蛮行とも言える行き過ぎた軍事行動をを黙認したトランプ大統領が100歩譲っても『ノーベル平和賞』にふさわしいとは思えません。以前の中東戦争とは違い、他のアラブ人たちの積極的な介入もなく終わったガザ紛争...孤立していた分、パレスチナ人の恨みは10倍で、これから泥沼化するのでは、と危惧します。ヨルダン川西岸地区でも、同様です。さらに、トランプ大統領は、自国民に対してでさえ銃を向けようとしています。

 私は、ウクライナ・ロシア戦争・ガザ紛争の戦後処理がトランプ大統領によって「正当に」行われて、初めて『ノーベル平和賞』(また候補者)にふさわしい人になるのだと思います。

 これからのトランプ大統領の動きに期待しましょう🙂‍↕️

 

 初めて、ノーベル賞について詳しく知りました。常に勉強ですね。