おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

灯台下暗し...「教育改革」の目玉 実は『授業』です🙂‍↕️

本日は、「教育改革」の目玉と「自己反省」のお話。

★以前投稿した『教員の働き方改革』と重複するところが多々あります。ご勘弁を🙂‍↕️

 以前からお話しているように、私は現在高校で英語の非常勤講師をしています。「常勤」と違い「非常勤」は「校務分掌(教務だとか、生徒指導だとかの校内のグループ業務)」や「部活動指導」業務がありませんので授業に集中できます。すると今まで見えないものが見えてきます。同じ数の授業数でも一つ一つの授業や科目にかける「濃さ」が全然違います。以前は、学校業務に支障をきたすわけにいかないので、どうしても自分の範囲内で都合がつけやすい授業にしわ寄せがいっていたのです。この内容に関しては以前投稿した『教員の働き方改革』に詳しく書きました。今日は「非常勤講師」として働き始め、授業に集中した結果「見えてきたもの」、教員の働き方改革と密接に関連する「教育改革」の根本について私見を述べたいと思います。

 現在高校は哀しいかな、「輪切り」でだいたい3種類のレベルの学校に分かれているのが現状です。いわゆる「進学校」「中堅校」「勉強自体が厳しい学校」...私の教科は「英語」ですから、各学校のレベルの差は「大人」と「子ども」の違いほどあります。現実です。ただ、教育活動という点からみると、実は「進学校」は生徒の方が自主的に勉強をすすめることが多いので、ある程度の英語力があり、予備校の講師よりも「わかりやすく」教えれば生徒はついてきます。「教師」としての力量の伸びしろはかえって少ないと感じています。「教育改革」が本当に必要なのは、「中堅校」以下の教育です。なにしろ、全体の学生のうち、80%がこの層に属する上、自分では勉強はしない、やらせようとしても「ほっといてくれ」と啖呵を切ってしまう生徒がいるのがこのレベルだからです。

 ですから、この層に関して「教育改革」を進めることが、真の教育の発展になるのではないかと思います。財務省が嘆いているではありませんか...Fラン大学(差別です)の学生の学力を。それを送り出しているのが「中堅校」以下の学校なのです。不規則動詞の「3つの活用形」がすべてまともに言えない...複数形のsと三人称単数のsの区別もつかない...一般動詞もbe動詞もぐちゃぐちゃ、否定文も疑問文も理解ほぼゼロの状態....。それが現実なのです。この部分の「教育改革」に目をつぶり、ICTだ、デジタル教科書だ、などと小手先の目立つツールに目がいく...「道具」を揃えても、それを運用する教師が育たなければただの金食い虫です。

 私はここ5~6年の「非常勤講師」の経験からわかったことは、この状況を打開する方法はただ一つ、原点「授業」に立ち返ることです。「進学校」の授業ほど、教員側の予習・準備が必要だと誤解されがちですが、「中堅校」以下の学校での授業はその倍予習・準備が必要です。でも騙されてつもりで準備していってください。教科書が易しいからとバカにしないで、教育実習生のように毎回準備をしてみてください。半年で成果は見えてきます。レベルの低いところからの出発なので、「進歩」しているのが目に見えて現れます。実践済みです。その「授業改善」こそが、「草の根の教育改革」だと信じます。

 私の体験を聞いてください。「英語の知識O」の状態の生徒相手に、学校から指定された「教科書」を一定の進度で進めていく...下手すると、生徒は何にもわからないまま「言われた作業をこなす、書かれた板書を写す」だけで1年を過ごすことになります。1回、2回ならICT機器を使ったり、「クイズ」や「歌」で生徒を惹きつけられても、年間通して「英語らしい授業」を実施するには本当に労力を必要とします。どうするのか...現実を見て、融通性をもって「授業」に臨むことです。このレベルの生徒に予習を期待できません。なにしろ、「英語の知識O」なのですから、予習などできないのです。私が、ロシア語の予習をしてこい!と言われるのと同じです。そこを、「予習してくるくらい、当然だ!」と教師然として高いところから叫ぶのでなく、予習をしなくても、授業に参加していれば少しずつでも「英語力」がつく...身体で覚える...まるでスポーツの鍛錬のような授業を根気よく続けるしかないのです。当然、「英語」自体も余分な部分をできるだけカットして「大吟醸」のような「英語」を教えることになります。恐ろしいほどの「大吟醸英語」...我ながら、凄い...と自画自賛できる削り方...大学の先生からすると「英語を冒涜するな!」とお叱りを受けてしましそうですが、「英語らしい授業」の「とっかかり」を見つけることができたような気がします。65歳過ぎてからの「覚醒」だと思っています。もっと早く気付くべきでした。以前の生徒にわるいことしたなぁ...と反省しかりです(もちろんベストは尽くしたんですよ😤)多分、この体験は、「進学校」での教え方に応用できるのでは...と少し、ワクワクしています。

 長々と自分の(自慢😓)話をしてしまいました。言いたいのは、一番効果のある「草の根の教育改革」とは「授業改善」ということです。そして「授業改善」には時間と余裕が必要です。文部科学省教育委員会の立場からすると、余裕を与えるとサボる教員が出てくる...どんな社会だって「アリ」と同じで2割はサボるのです。そんなのは、生徒が評価し、ある意味コントロールしてくれます。ほっとけばよい。8割の教員に時間のゆとりを与えてください。一般の業務から解放してあげてください。以前にも提案しました。部活動指導命の教員がいてもいい...教務や生徒指導..といった学校運営に秀でた教員も必要です。ただ、学校の要は「授業」であることを再認識してほしいです。

 「授業」が改善した学校は必ず、伸びます。

 昨今、教員採用試験の倍率が「だだ下がり」と聞いています。事務仕事や報告書作りにあくせくして疲れた教師に憧れを抱きません。そんな仕事に就きたくないのは当然です。 文部科学省の皆様、それに有益な助言をする高名な有識者の皆様、お願いです。高市政権が発足後、教員の残業を30時間程度になんて話が出ていますが、教員が本当に求めているのは「多忙さからの開放」ではなく「やりがい」です。「やりがい」を生み出す「授業改善」のための時間をください。「草の根の教育改革」は教員の仕事です。でも以前提案したような大胆な「組織改革」などは、「上」の仕事です。盗撮する教員もいます。痴漢を働く教員も確かにいます。でも、真面目な教員がほとんどです。助けてあげてください🙂‍↕️

 以前にあげた提案。下にリンク貼ります。本気で考えてくれないだろうか。

cholari.hateblo.jp