本日は、映画「それでもボクはやっていない」のお話。
『それでもボクはやってない』は、2007年1月20日に公開された周防正行監督による痴漢冤罪の訴えを題材に、日本の刑事裁判に疑問を投げかける社会派作品です。『Shall we ダンス?』とは趣を異にしますが、日常生活の誰にも起こりうる出来事、という点は一致しています。
話は、無職の金子徹平が朝の通勤通学ラッシュで大混雑する電車で就職面接に向かっている最中、女子中学生から痴漢行為を咎められ、駅員室に連れていかれたのち逮捕・連行されるところから始まります。判決の結果は、タイトルからも想像される通りです。
<主要人物>
金子徹平(加瀬亮) - 主人公。就職面接に向かう途中の電車内で痴漢をしたと誤解され、警察や裁判官との戦いを繰り広げる事になる。
荒川正義(役所広司) - 徹平の主任弁護人で元裁判官。
須藤莉子(瀬戸朝香) - 徹平の弁護人。当初は痴漢事件の弁護を嫌がっていた。


拘留、取り調べ、起訴、裁判...とまるで日本の裁判の流れのガイドブックのように進み、判決になるのです。日本の刑事裁判の問題点を鋭く突きながらも、弁護士である荒川弁護士に裁判官の立場を述べさせることで「公平さ」のバランスをとろうとする監督の工夫もみられます。
先日、「一人旅」で京都に出かけた際、嵐山に向かう際JRを利用しました。通勤・通学で会社員や学生で満杯...インフルエンザも流行っていることもあり、前の学生が咳をしている...あ、マスクしなくては、背中にしょったリュックのポケットにマスクがあったはず...ポシェットやリュックをたすき掛けにしているのでなかなかはずれない...込み合った電車の中で「ゴソゴソ」...映画の情景そっくり...ありうること。背筋がぞくっとしました。
映画で指摘されている問題点はよく指摘されているものです。こんな調子で私は裁かれたくありません。
通勤、通学で電車・バスを利用する皆さん、教員を始め教育関連の仕事に就いている皆さん、是非一度は視聴しておくべき映画だと思います。
また、万が一正式な「犯罪者」になった場合の参考にもなりますよ😓