おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

『十戒』~「神の名をみだりに語るな」~⛪

本日は「神様」のお話。

 私は、典型的な日本人で「宗教は?」と聞かれると無宗教...いや実家は曹洞宗だけど、別に曹洞宗というわけでも...という感じですか。宗教に興味があり、いろいろと書物を読みましたが少なくてもキリスト教イスラム教か、仏教かの3択なら「仏教」となります。私の書斎の壁には「一人旅」の際に購入した中尊寺の「般若心経」が猫の似顔絵の横にありますし、英語関連の棚の前にはミニ仏壇があります。

 今日お話するのは「キリスト教」(主に)のお話。

 よく、テレビでも、しかもバラエティー番組で、ハリウッドの映画などで「オ~マイゴッド」などと耳にすることはありませんか?英語で言うと "OH, My God"となります。「びっくりした」「たまげた」..の感じでしょうか。

 でも、最近「オ~マイゴッシュ(Gosh)」とか「オ~マイグッドネス(Goodness)」なんて言葉も耳にするようになりました。実は、宗教と深い関連があります。

十戒』という言葉を聞いたことがあるでしょう。多くの人は映画を思い出すのでは、海が割れてるヤツ...

十戒」の概要ですが...
十戒」とは、主に旧約聖書に記されている、神がモーセを通じてイスラエルの民に与えた10の基本的な戒律を指します。これらの戒律は、ユダヤ教キリスト教の倫理の根幹を成しています。

十戒の起源と内容
十戒は、ヘブライ人を率いてエジプトを出たモーセが、シナイ山で神ヤハウェから授けられたとされています。旧約聖書の「出エジプト記」20章2-17節と「申命記」5章6-21節に記されています。

十戒の具体的な内容
十戒は、神に対する戒めと人との関係における戒めに分けられます。

神への戒め:

私以外の神を崇拝してはならない。
偶像を造ってはならない。
神の名をみだりに唱えてはならない。
安息日を聖なる日として守りなさい。

人との関係における戒め:

父母を敬いなさい。
殺してはならない。
姦淫してはならない。
盗んではならない。
隣人について偽証してはならない。
隣人の家や財産をむさぼってはならない。

※後半の6つは人間であるがゆえに守るべき、「理性」で「本能」を抑える極めて人間的な戒めではないかと思います。米ロ中の首長に聞かせてあげたい😠

 話がずれました。実は「オ~マイゴッシュ(Gosh)」とか「オ~マイグッドネス(Goodness)」は上記の神の名をみだりに唱えてはならない、からきています。意識的に "God"という言葉を使うことを控えているのです。※意識が飛ぶほどの驚きはその理性は飛ぶらしく、9.11の際飛行機がツインタワーを直撃した時は "OH, My God"とビデオで叫んでいたような気がします。

 実は、普段我々が使っている言葉にもその縛りがあります。

 "good-by"です。辞書を見ると"good-bye"もありますね。goodの後に「ハイフンの有無」は米英の違いですから意味に違いはありません。※ハイフン有が英語です。ただ、成り立ちから考えると「ハイフン有」の方が納得できます。実は"good-bye"は"God be with ye"(神が汝とともにあれ、神があなたをお護りくださいますように)の短縮形です。17世紀に"be with ye"が"bye"に短縮され、18世紀に『十戒』の縛りから"God"が"Good"になって、現在の"good-bye"となるわけです。そして、「オ~マイゴッシュ(Gosh)」とか「オ~マイグッドネス(Goodness)」です。"Good morning" "Good evening"とは根本的に違うんです。

 ですから、日本人のようにやたらと「神様、仏様」などと口に出してはいけないのかもしれませんね😨

 ここで大切なのは「神の名をみだりに唱えてはならない」の「みだりに」の部分です。"God"を普通に使う場面もあります。"God bless you"です。くしゃみをした人にかける言葉としてよく知られています。海外旅行をしていて、土産物屋で見ている...くしゃみを客か店員かしてもすかさず、お互いこの言葉をかけます。いきなりその場面は和む...有名は『ジュラシックパーク』の映画の冒頭の部分で恐竜がくしゃみをする...主人公の女の子がすかさず、恐竜に"God bless you"と語り掛けます。生活の一部になっているのです。歴史的・文化的背景と関係している、とも言われています。

📜 ペスト大流行が起源説
16世紀には肺ペストが大流行し、くしゃみがその初期症状の一つだと考えられていました。そのため、くしゃみをした人に対して「どうかペストではありませんように」という願いを込めて「Bless you(神のご加護がありますように)」と言うようになった、という説があります。また、17世紀にロンドンでペストが大流行した際、ローマ教皇グレゴリウス1世が、病気の症状が出た人には祈りを捧げるよう提言したことも背景にあると言われています。

👻 魂が抜け出る迷信説
英語圏では、くしゃみをすると魂が口から抜け出てしまうという迷信がありました。そこで、くしゃみをした人の体を気遣い、魂が抜け出ないように、あるいは悪霊に襲われないように「Bless you(神のご加護を)」と声をかける習慣が生まれた、という説もあります。心臓が一時的に止まるという迷信も関連しています。

そして、現在では「くしゃみ」の際だけでなく、誰かに親切にされた時や助けてもらった時に、「感謝している」という強い気持ちを伝える言葉としても使われます。さらに

お大事に:誰かの健康を気遣う際に使われます。
さようなら:別れの挨拶として、相手の安全や幸福を願う気持ちも含まれます。
ありがとう:感謝の気持ちを強く伝えたいときに用いられます。

という意味でも使われます。

 "God"を使っていい場合、使っていけない場合、やはり「みだりに」の部分ですね。つまり、「神様」に敬意・感謝の気持ちを持っていれば使ってよいのです。ですから、英国の国家は"God Save the King(Queen)"なのです。

 普段の言葉の中に宗教観も感じられるなんて...奥が深いです🤗