本日は、先日「一人旅」で訪ねた山陰二泊四日の旅のレポート第3弾。
一泊目は寝台特急列車『サンライズ出雲』、二泊目は松江、三泊目は米子(皆生温泉)の旅です。
行程は次の通り、『サンライズ出雲』乗車レポート~松江城は別投稿。
1日目 『サンライズ出雲』
2日目 出雲大社 ーー 松江(堀川遊覧船・塩見縄手)
3日目 松江(松江城)ーー 足立美術館 ーー 米子(米子城)
4日目 米子 ーー 境港 ーー 美保神社 --米子空港より羽田へ
今回は『足立美術館』のレポート。
JR安来(やすぎ)からシャトルバスが1時間に2本無料で運行しています。バスにゆられて20分で到着。帰りは、バスを事前に予約する形になります。1周ざっと巡ってお茶飲んで1時間半程度...人によりますね。


日本の代表的な美術館の一つ。展示品も有名ですが、一番の呼び物は「庭園」。
まずは美術館の紹介から。
《足立美術館》
足立美術館は1970年に開館した、日本画と広大な日本庭園が有名な美術館です。島根県安来市にあり、実業家の足立全康によって設立されました。
🖼️ 展示品
日本画
横山大観の作品を120点所蔵しています。
他に、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園などの日本画も展示されています。
その他の作品
北大路魯山人の陶芸、林義雄や武井武雄の童画も鑑賞できます。
🌳 日本庭園
約5万坪の広大な庭園は、「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと管理されています。米国の専門誌による日本庭園ランキングで、2003年から22年連続で日本一に選出されています。
庭園の種類
枯山水庭、苔庭、池庭、白砂青松庭など、多様な庭園があります。
白砂青松庭は横山大観の作品「白沙青松」をイメージして作られました。
(美術館配置図 「足立美術館」HPより)

展示品としては、「横山大観」と「魯山人」が中心です。ただ、この美術館はやはり庭園が来園者の一番のお目当ての印象があります。
確かに、当庭園は素晴らしい...の一言です。素晴らしすぎる...といっても過言ではありません。後楽園などの大名庭園を極めたような庭園です。ただ、完璧に管理されている、欠けている部分が全くない...なさすぎる感もあります。どんなふうに表現したら...大昔、大学で受けた英文学特講の先生による「美」についてのお話...絶世の美女と言われる人の目、眉、頬、口元...のそれぞれ完璧なパーツを集めて美人の顔を構成する...世界一の美女の顔ができると期待していたら、どこか居心地の悪い美人が出来上がる...のと一緒?専門家ではないので何とも言えませんが、何かが「欠けている」から生まれる「美」もあるような気がしました。そのための人工的な「(窓)枠」かなと思えます。そこに美術館が目指している上記の「庭園もまた一幅の絵画である」という信念に続くのかなと思います。...窓越しに見るのも試して...という感じで窓があります。
自然の庭園とした風景、窓枠を通しての風景...確かに、「(窓)枠」がポイントになっているような気がします。下に3組の絵を並べてみました。だいたい同じ「絵」を「そのまま」、と「枠」付です。
(「上」-そのまま)(「下」ー枠付き)


(「上」-そのまま)(「下」ー枠付き)


(「上」-そのまま)(「下」ー枠付き)


いかがですか?何となくわかるような気がしてきました。よく、絵画の世界で『額縁』の専門家がいる...と耳にします。「枠」には深いものが隠されているのかもしれません。
理屈はともかく、美しい庭園を撮ってきました。見てやってください。







次の2枚は室内から「枠」を通した風景、上のモノは仏壇の脇にある...設定です。


庭園には、春夏秋冬でこの部分はどの花が咲き、どの木が色づくのかの説明もあります。四季折々に訪ねてみたい...そんなことを思わせる美術館でした。

また、喫茶コーナーもありお茶しながら庭園を楽しむこともできます。
(飲み物は基本1,000円ーただしブレンドコーヒーはお代わり可、アイスとシャーベットは1,300円、と少々お高めの価格設定ですが、その風景と静かな雰囲気に納得です)


