おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

(続)女性に話しかける時...なんて呼びかける?😏「こいさん...」て誰1?

本日は、先日の『女性に話しかける時...なんて呼びかける?😏』の続き...

皆さん、次の歌詞を聴いたことがありますか?

 藤島桓夫(たけお)の『月の法善寺横丁』の出だしの歌詞です。父(大正14年生)が『懐かしのメロデイ』で聴いていたくらいの歌ですから、知らない人がほとんどでは?今、『懐かしのメロデイ』となると、1970年代~80年代?...上の歌は、さらに一世代前と言えます。ただ、父がテレビで聴くのを横で聴いていたのでやはり、『庖丁一本~♫』と流れると、自然と『晒しにまいて』と口ずさんでしまいます。

 昔から、この歌詞に出てくる「こいさん」の意味が分からずじまい...時々耳にしたんです。「こいさん」って言葉に、幼いながらも色気を感じたものです。また、同様に昔の話...花登筺作の『細腕繫盛記』(『銭の花』より)のドラマに出てきた当時はイケメンの清さん(高島忠夫-高島兄弟のお父さん)が相思相愛でも結ばれないヒロインの加代(新珠美千代)に「こいさん」と呼びかけていたのを覚えています。ですから、「こいさん」という言葉はさらにピンクがかって響いたのです。

 共に、料理人が手の届かない「お嬢さん」に向かって発しているので、(身分をわきまえず(1?)親方、主人の娘に恋こがれる)「板さんことば」!?と思ったまま半世紀以上...やはり、わからないと思ったら調べないといけませんね。先日、『読売新聞 5/1付夕刊』の「方言探偵団」というコラムで篠崎晃一・東京女子大名誉教授が解説していました。一部要約します。(要約の下手さはご了承ください)( )は私の感想。

 「はん」は、大阪商人が敬称として使う「田中はん」の「さま(様)→さん→はん」...「こいさん」は「かわいい」にあたる古語の「愛しい」+「はん」→「いとはん」(この言葉も関西繋がりでよく耳にしますね)、商家や旧家の娘を指すことが多く、「いいところのお嬢様」のイメージ。(そして...「こいさん」の登場...)「末っ子のお嬢さん」を指す「小いとさん(はん)」→「こいさん」となったとのこと。(その背景を知っただけでも、ドラマに奥深さが加わったような気がします。※面倒くさがってはいけません😉)ちなみに、「とーさん」は「いとさん」が変化した形で「いとはん」よりも年齢の高い娘を指すとのことです。

 現代では、「とーさん」は「地雷」になりうる?と思ったりします。関西の人には、話題にしないくらい「当然の知識」なんでしょうね。

 「こいさん」...英語に直せば、the youngest daughter of a prestigious family...?やはり、英訳してはいけません。「こいさん」は「こいさん」ですね。歴史的、文化的背景がこの言葉に凝縮されているそんな感じがします。耳にした瞬間にイメージが広がります。

 「おばさん」と呼びかけて、地雷を踏むの、踏まないの...より、「呼びかけ」にはもっといろいろなニュアンスを含んでいるんだと勉強になりました。

 知らないことは、調べます、ハイ😓