おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

どの世界も「生きづらい」😨

本日は、先日見た映画のお話。

 「ヤクザ」関連の映画は「仁義なき戦い」あたりを代表としてある一定の需要があります。最近の傾向として、昔ながらの「任侠道」を守ろうとする『真の(!?)ヤクザ』vsとにかく義理とか人情より金銭を第一とする『シン(!?)ヤクザ』の戦いや諍いを描くものが多いような気がします。最近では的場浩司主演の『織田同志会織田組 織田征仁』シリーズもヒットしました。やはり、その路線でしたね。

 とかく、血の雨が降るシーンが多いわけですが、久しぶりに「最後の一葉」で知られる短編小説家オーヘンリー的な「ヤクザ映画」を見ました。

『港のひかり』

〇監督 藤井道人

《登場人物》
三浦諒一(みうらりょういち) 演 - 舘ひろし
 元ヤクザの漁師。港町で目の見えない少年・幸太と出会い、友情を育む。
大森幸太(おおもりこうた)演 - 尾上眞秀(少年期)眞栄田郷敦(青年期)
 両親を事故で亡くし、視力を失ってしまった少年。三浦を“おじさん”と慕っており、視力が回復してからは彼に憧れて刑事となる。
浅川あや 演 - 黒島結菜
 (青年期の)幸太の恋人。

(あらすじ)ネタバレなし

 北陸の港町を舞台に、元ヤクザの漁師と盲目の少年との⼗数年にわたる絆を描くヒューマンドラマ。

 漁師として細々と生活する元ヤクザの三浦は、ヤクザ絡みの交通事故で亡くし自らも盲目となった少年の幸太を見かける。孤独な幸太にどこか自身の姿を重ねた三浦は、幸太に視力回復の手術を受けさせるため金策に走るが、あり得ない額...その中で、自分の昔の仲間であったヤクザの「しのぎ」に目をつける....幸太の手術はできるのか...三浦を元刑事と信じて慕い続ける幸太...そして終盤に向かって早いテンポで話は進みます。

 これ以上は、映画を観てください。「ヤクザ映画」と言いながら、心温まるヒューマンドラマになっています。一言で言えば「ホッコリ系」です。

 あと、「ズ~ン、ドヨ~ン系」の「哀しいヤクザ映画」を観たい人には、次の映画(テレビドラマ)がお薦めです。やはり、『真の(!?)ヤクザ』vs『シン(!?)ヤクザ』、そして人間愛をテーマにしたヒューマンドラマです。残念ながら、現在見られないかも😓何しろ、1996年の作品ですから。

『橋の雨』

〇監督  星田良子  原作    伊集院静「あづま橋」より

《登場人物》
江坂衣津子 演 - 天海祐希
 浅草の呉服問屋の店員で瀬田に居酒屋で助けられ、ほのかな恋心を抱く。
松井豊 演 - 阿部寛
 修行先から戻ってきた浅草の呉服問屋の養子で、衣津子にプロポーズをする。
瀬田雄次 演 - 緒形拳

 偶然、衣津子を助けたことから、「愛」というものに目覚める昔気質の「ヤクザ」

(あらすじ)ネタバレなし

 居酒屋の誕生会で、偶然衣津子は瀬田に助けられる。それがきっかけで、二人の人生は交差し始める。純粋な愛を感じる衣津子と、「ヤクザ」である自分を自覚しその愛を拒絶する瀬田..何も知らずに、衣津子に恋心を寄せる松井...

  あまりにも、哀しく、切ない物語です。機会があったら是非観てほしい作品です。

 ヤクザ映画だからといって、ただ「切った、張った」だけではありません😉いや、この2つの作品は「ヤクザ映画」でないのかもしれません。