おじさんの戯言 猫付き

英語好き、猫好きのおじさんの戯言

勤王志士はテロリスト!?吉田松陰も、高杉晋作も?歴史とは一体!?

本日は、明治維新に始まる近代日本の歴史についてのお話。

 古くは「古事記」、「日本書紀」といった書物から始まり、「吾妻鏡」「大日本史」といった歴史書はその時代ごとに「書き手の主観」によって書かれます。我々は、その記述されたものを客観的証拠のように歴史を学びます。ですから、古くは「大化の改新」で蘇我氏は悪者として描写され、漫画でさえ彼らの人相は極悪非道の表情で描かれています。「吾鏡」は北条氏によって書かれた歴史書なので、都合の悪いところは削除(意図的な欠落!?)されていたりします。酷い場合は、「脚色」されてたりします。最近では、その姿勢が疑問視され、研究者によって(限度がありますが)見直しがされています。

 ただ、明治維新以降はまだ、数百年前のこと...私たちはそれ以前の歴史よりもゆがめられていない...と信じて学んできました..少なくても文部科学省はそう考えています。明治維新は日本の夜明けである...

   でも、「明治維新」も実はフィルターにかけられた...実際とは違うんだ...明治政府の元勲と呼ばれてき「偉人」は最低の人間だった...いや「外道だ」と正面切って断言する書物を見つけました。

原田伊織著 『明治維新という過ち』

 一度は読むべき書物かな...と個人的には思います。幕末関連の書物はいろいろ興味あって読みますが、どこか腑に落ちないと感じることも多々あります。前後の状況がうまく繋がらない...どこかカットされているような...ストーリー展開があまいレベルの低い映画のような...そういった部分を埋めてくれる.ような書物です。なぜ、「会津」と「長州」はあれほど仲が悪いのか...納得がいきます。なぜ、「坂本龍馬」は「竜馬が行く」になるのか...なぜ、回避可能であった「戊申戦争」が函館まで行ってしまったのか...どれも小説のように解説されています。

 この「小説のように解説されている」の部分が問題なのでしょうか、この書物のAmazon読者のポイントは「4.0」ですが、最低の評価「1」は6%です。でもその6%の書き込みの長さは他の書物を圧倒するものです。こんな本は認められない...最低の評価のポイントは「独善的」であるということです。確かに、前半から筆が進むにつれて筆者の気持ちの高揚が目立ち、「官軍憎し」といった「奥羽越列藩同盟」の「無念さ」「怨念」を強く感じる内容となっています。そこの部分が「独善的」と見えるのでしょう。だから、「小説のように解説されている」と感じるのでしょう。

 ただ、その部分を割り引いて読んだとしても多くの部分は事実であり、「どんな歴史も鵜呑みにしてはいけない」という点では良書と思います。「明治維新がなければ、日本は...」の部分は歴史を学問的に語るうえで、「たら、れば」は意味をなさない...といわれます。ただ、過ぎてしまった「歴史」に関しては正しい認識、そして分析は必要だと思います。

 もし、司馬遼太郎の歴史小説が大好き(私は大ファンです)、坂本龍馬が好き、吉田松陰にあこがれる...そんな人は一度読んでみてください。

 どんな感想を持たれるのか...😉