本日は、いろいろな職業で頑張っている人たちのお話。
次の書籍の何冊か見たり、読んだりしたことがありますか?






三五館シンシャ発行の「シリーズ」の一部です。確かによく見かけるけれど、どんな人がどんなふうに、そして給料は?と考えることが一度や二度はある「キャリア」の紹介シリーズです。表題やイラストからわかるように、若者向けのキャリア教育のための書籍ではありませんが、読むと中年~高齢者層の人たちが、いかに各分野で苦労しているか、頑張っているか、その姿に共感し、「おれも頑張らなくては...」と感じさせるエッセイとなっています。昔、渥美清さん主演の『泣いてたまるか』というドラマシリーズがありましたが(古すぎる?)なんか同じ匂いを感じます。
今日は、そんな職業についている一人の「おじさん」を紹介します。
よく買い物に行くスーパーマーケットの駐車場の入口、出口に交通誘導員の方がたくさん働いています。その中でも一際後光を放っている交通誘導員がいます。プロの中のプロ、日本一の交通誘導員と思われる人がいます。テレビなどで、派手なパフォーマンスで交通誘導をしている観光地の駐車場係の方はよくみかけますが、その人は正反対なのです。交通誘導では、車の往来が途絶えたところで、場内の車を幹線道路に誘導するのはよく見かける風景です。件の後光を放つその「スーパー交通誘導員」は車をその停止線で待たせるしぐさが誠に謙虚で、スムーズで、美しいのです。年は70歳はこえているでしょうか。まずは、停止させる最初の車に向かって、赤いバトンを両手で持って深く頭を下げ、その後は道行く歩行者や自転車に少し指をそらした左手で誘導、その合間に再び、停車している車に向かって「もう少し、我慢ね、もう少し待ってね」と言わんばかりに両手を手のひらを下にして、抑えて、抑えてのしぐさを黙々と繰り返すのです。一日中、それを繰り返しているのです。停止線に止まる車に私が当たってしまうと、恐縮してしまって「そんな風にしなくていいから...」と思ってしまいます。夏でも、冬でも、雨の日も、風の日も、雪の中でも「おじさん」は頑張っています。その所作は「職人芸」とも思われるほどです。買い物のない日でも、反対側の車線を車で通る時、「おじさん」の姿をカミさんと二人で探してしまいます。見かけないと、病気なんだろうか、退職してしまったんだろうか、といらぬ心配までしてしまいます。
「おじさん」の姿を見ながら、彼をお手本に私も日本一の「非常勤講師」と教え子から言われる人物になれるよう精進しなければ、と心新たにする次第です。