本日は12/3付の「歴史は繰り返す」の続きのお話。
以前危惧していたことがさらに現実のものなってきました。米国次期大統領トランプ氏の外交政策が明らかになりつつあります。カナダは51番目の州になりたがっている、パナマ運河は元々アメリカによって建設された、ついにはグリーンランドは米国の政治的重要拠点だ…ロシアの発想とどこが違うのでしょうか。関税の引き上げなど経済的圧力をちらつかせて相手を屈服させる…国際関係は世界で偶然同じ時期に政治舞台に登場した数人の政治家のために、70年以上前に戻ってしまいました。
最も不安なのは、ロシアのウクライナ対応には目をつぶるから、米国の横暴にも目をつぶる、それに続いて中国の台湾侵攻にも...世界の3大大国がお互いの自国優先の行動に対してスルーの態度をとる…その混沌とした中で、その隙に何かを起こそうと虎視眈々と機会を待っている勢力は世界中にあまたあるはず...その状態が怖いんです。それでは第二次世界大戦の列強による世界分割時期と全く同じではないでしょうか。そして前回と同様、国際連合は無力、日本も含め「成り行きを注視」するばかり。まさに「歴史は繰り返す」のです。このままでは、百万単位で人が死なない限り、目を覚まさない状態になります。人間は自分の家族が、友人が死なないと実感として理解できないのです。自分の愛する人が死んでからでは遅いです。
環境問題を始め、まさにそこにある危機を無視して今日の利益、明日のプライドを満たすために、突き進む…おかしいと思いませんか?
どうしたら良いんでしょう。自分では何もできない不甲斐なさで胸が押し潰されそうです。自分では何もできないくせに...という罵詈雑言が私の心の中から聞こえてきます。