本日は、当選立候補者のインタビューを見ていて感じたお話。
今回の衆院選で、宮城県内の小選挙区でベテラン国会議員 安住 淳氏を破り、大金星で当選した自民党の森下千里氏の記事が掲載されています。
「辻立ち」をずっと続けながら、地元民の心をつかみ当選したわけです。なかなか「辻立ち」を5年間も続けられる候補者はいません。また、当選した翌日には、お礼の「辻立ち」で報告...

おそらく「河北新報」の記者も、森下氏のその姿勢に感銘を受けて上記のような記事を掲載したのでしょう。さらに、地道な活動を選挙後も続けている様子がわかります。

ただ、残念ながら、おもしろおかしく次のような記事も出ています。

記事では、2022年1月のYouTubeチャンネル『日経テレ東大学』で配信された実業家の「ひろゆき」氏とのやりとりで、森下氏が「食料自給率」と「地産地消」と混同して
答えた...というもの。4年も前の動画をこのタイミングで出してくること自体、少しいじわるで気の毒な気がします。
確かに、タレント議員と言われる人たちは、周囲から「人寄せパンダ」というレッテルを張られがちです。「あいつら頭もないくせに国会議員になって楽してる...」と羨ましさと僻みも手伝って「鵜の目鷹の目」で見ているのです。それじゃあ、生粋の国会議員(世襲議員も含め)はみんな勉強家かといえばそうとも言えない。中には、「国会議員は料亭で何を食べているのか...」なんてことに興味を持って議員をやっていた人だっているじゃないですか。最近ではいっぱしの政治評論家のような発言をしていますが。また、森下氏だけでなく、今回の選挙で「庶民感覚の政治を」と訴えかけていた候補者の多くだって、本当にどれだけ勉強しているのだか怪しいと思っています。以前、アメリカの副大統領候補の中に、アフリカという国があると思っていた人もいるくらいですから。
ただ、国会議員として働く以上勉強は必要です。義務です。それも国会議員の給料のうちです。本音で言えば、国会議員になる前に勉強してくれ、とは思いますが。これだけ世界の国々の政治的・経済的・軍事的距離が縮まってきている情勢で、自分の興味あることだけ知っているでは正しい判断ができるはずはありません。遅すぎることはありません。勉強してください。It's never too late to learn.です。
日本の議員の「議員立法」の数が少ないも専門的知識、教養が足りないから?と思います。※英独も同様ですが。だから、頭数を揃えるだけの「陣笠議員」などと揶揄されたり、国会議員の定数削減なんて話が出てくるんです。
別に「議員立法」を提出できるほどの勉強を全員しろ、とは言いません。今、話題になっているのは、せいぜい大学入試で出題される「論文のネタ」程度のモノ。国会議員として事務的作業が忙しいのなら秘書に「虎の巻」でもつくらせて、口述したものを聞く...なり工夫はできるでしょ。
話を戻します。森下千里議員、「辻立ち」の精神は貴重です。このような記事が掲載されて悔しいと感じるなら、歯を食いしばって勉強し、記者を見返してやってください。